第29話 エクリュベージ王国に向かうと

アイゼンとアンドロイドのルナは食事を終え、料理屋の外に出た。


「まさか外国で八島から派遣はけんされているアンドロイドに出会うなんてね。びっくりだよ。まだアンドロイドを利用してたんだね。これからアンドロイドのカレンさんが言ってたセイジって人に会わないといけないのか。ここでっていればいいのかな」


「まだこの街にいてないので、アイゼンがしたいことをすべきかと。すぐに会わないといけないってわけじゃないみたいだし」


「そうなんだ。とはいっても俺たちがやることと言えば、白の大地からやって来る魔獣を退治たいじに行くことか。そのためにココに来たんだし」


「そうだね」


「まあ、ともかく冒険者ギルドに行ってみるか」


アイゼンとルナは冒険者ギルドに向かった。


その道すがら、アンドロイドのカレンから言われていたことについて、ルナがアイゼンに相談そうだんした。


「アイゼン。私のアンドロイド専用ネットワークへの加入はどうする?」


「ああ。それもあったね。入っていいよ」


「そう。では加入する」


ルナはカレンからもらった透明とうめいな玉を体内に取りんだ。


「アンドロイド専用ネットワークに接続せつぞくしたわ」


「よかった」


すると、早速、ルナに巨人アンドロイドの佐那さなから連絡れんらくが来た。


ルナは佐那の通話に出る前にアイゼンに話しかけた。


「アイゼン。八島のアンドロイドの佐那から通話つうわが来たので対応するわ。会話内容をアイゼンに同時に伝えるわね。アイゼンも話したいことがあれば会話に参加して」


「うん。連絡が早いね」


佐那の声がアイゼンの耳にも聞こえて来た。


「アイゼン、ルナ。アンドロイド専用ネットワークにようこそ。アンドロイドの佐那だよ。友達にならない?」


「初めましてアイゼンです。よろしく。ルナとも仲良くしてやってください」


「もちろん。よろしく、アイゼン。ルナちゃん。アンドロイドのアップデートやネットワークに存在する諸々もろもろの情報は自由に活用してね。特にスキルをね。魔法のある世界でスキルなしに契約者を守るのは大変よ? ルナちゃんは魔法に関してまだまだ経験不足けいけんぶそくだからね。悪意を向けてくる格上の相手に対して今のままで戦える? 有益ゆうえきな情報やスキルはすぐにでも手に入れなよ。遠慮えんりょなく利用していいからね」


「わかった。アイゼンと相談そうだんするわ」


「うんうん。それからセイジにそれとなくよろしくね。私や八島、それにセイジ自身に関するくわしいことは言っちゃだめだからね。セイジの出自しゅつじは特に。セイジの情報も逐一更新ちくいちこうしんしてるから見てね」


「わかってる。セイジに会うことがあればあなたの言葉を伝えるわ。でも、こちらから会いに行くことはない」


「それでいいよ。今後は知りたいことがあったら私に連絡してね。さっきの子じゃなくね」


「なぜあなたに?」


「私はこれでもえら立場たちばにいるのだ。それに魔力などの専門家でもある」


「そう。わかったわ」


「じゃあねえ。アイゼン。ルナちゃん」


佐那との通話が切れた。


「元気な人だね」


「そうね。彼女の設定せっていは女子高生でした」


「へえ。巨大な女子高生か。契約者の趣味しゅみなのかな」


「そうかもね」


「ルナのアップデートはすぐにやっていいよ」


「わかったわ」


アイゼンとルナは冒険者ギルドの中に入った。


二人はそのまま掲示板けいじばんに向かった。


アイゼンとルナは掲示板にられている無数の依頼書をながめた。


ルナが依頼書の内容をアイゼンに説明した。


「盗賊退治や護衛の依頼が多いわね。他には領都りょうとの周囲にある森やみずうみ棲息せいそくする魔獣退治やその素材そざい買取かいとりね。領都の近くにダンジョンの上に建てられた村があるわ」


「へえ。どんなところか行ってみたいね。でもまずは白の大地の魔獣退治か。となりの国に行って白の大地の魔獣をたおしに行けばいいんだろうけど、このまま行っていいのかな」


「おそらく」


「受付で状況じょうきょうを聞いてみるか」


「そうね」


アイゼンとルナは受付に向かった。


受付でルナが受付の女性に話しかけた。


「こんにちは。冒険者パーティー『女神めがみ所属しょぞく、第1級冒険者のルナです。今からエクリュベージ王国に向かうんだけど、白の大地の魔獣の情報はあるかしら?」


「はい。ルナ様。白の大地からやってくる魔獣を監視かんししている冒険者によると、現在、白の大地の魔獣の先陣せんじんは、エクリュベージ王国に侵入しんにゅうし、アルケド王国に向かって侵攻しんこうしています。『女神』様が担当たんとうするエクリュベージ王国中央部ですが、複数ふくすうの魔獣のれがエクリュベージ王国の中央に広がる『白狼の大森林』に向かっています。今から東に向かうと白狼の大森林の周辺で白の大地の魔獣と会敵かいてきすることでしょう」


「なるほど。私たちはどこまで進めばいいのかしら」


「エクリュベージ王国内で白の大地の魔獣を討伐とうばつしていただければ十分です。しばらく白狼の大森林の周辺で討伐をお願いします。白狼の大森林には聖獣まで成長した白狼が住んでいますので、白狼の大森林をけて東に向かってください。白狼の大森林に入った白の大地の魔獣はその森にすむ白狼がたおしますので放っておいてかまいません。ちなみにエルフの国や幻獣げんじゅうパイソンが住む『幻獣の大森林』も同様ですので深追ふかおいはしなくていいです。知っていると思いますが、それぞれの場所には絶対に足をみ入れないでください」


「わかったわ。白の大地の魔獣はどんな種類がいるのかしら」


「今回はトロールやオウガとオークのれを確認かくにんしております。トロールは単体で行動し、みどりはだをした巨漢きょかんの人型魔獣です。背中にはポーションの材料になるこけえています。オウガは身長が2メートル級で筋骨隆々きんこつりゅうりゅうの人型魔獣です。武器を持ちよろいを身に付け、肌は灰色で頭に毛は生えておらず、角のようなコブがびています。オークも巨躯きょくの持ち主で、毛むくじゃらでいのししの顔をした人型魔獣です。いずれもれで行動しています」


「そう」


「領都を東に行くとスプルースという国境こっきょうの街があります。その街でポーションや保存食ほぞんしょく提供ていきょうをしておりますので必要なものを補給ほきゅうしてください。その街の東にある長城をえるとエクリュベージ王国です」


「そう。利用させてもらうわ。ちなみに私たちが向かうエクリュベージ王国で出来る依頼はあるかしら」


「そうですね。ダンジョン以外ですとエクリュベージ王国東部に広がる『炎の大地』での火属性アイテムの採取さいしゅですかね。アルケド王国の冬はきびしいですから、火属性の魔石や素材そざい重宝ちょうほうされます。また廃墟はいきょとなった旧王都もありますので、王城や貴族などの建物を探索たんさくすれば何かが見つかるかもしれません。さらに旧王都の近くに竜が住む『竜の洞窟どうくつ』があります」


「そう。ありがとう。いってくるわ」


「ご武運ぶうんを」


アイゼンとルナは冒険者ギルドを出た。


「国境の街までどのくらいなの?」


「スプルースの街まで約100キロメートルだね」


「そうか。今日はここで宿屋にまろうか。明日の朝、出発だ」


「わかった」


アイゼンとルナは宿屋に向かった。


翌朝、アイゼンとルナは領都マーキュリアスを出発し、スプルースの街に向かった。


アイゼンとルナは途中とちゅうで小さな町で一泊いっぱくし、次の日の夕方に立派りっぱ城壁じょうへきかこまれたスプルースの街に到着とうちゃくした。


アイゼンとルナが城壁をくぐり街の中に入ると、木組みの建物が建ち並んでいた。


「小さな町かと思ったらかなりさかえてるね」


アイゼンとルナが石畳いしだたみの道を街の中心に向かって歩いていると広場があった。


広場の中心には丸い花壇かだんがあり、中心に剣を持った女性の銅像どうぞうが建っていた。


「日がれそうだから今日は宿屋に泊まってゆっくりしよう。明日からは野宿のじゅくだろうし」


「そうね」


「ここの名物料理は何かわかる?」


「ソーセージやでたジャガイモとゆで卵に7種のハーブをふんだんに使ったソースをけた料理、リンゴ酒やエール、あとはにおいが強烈きょうれつなチーズかしら」


「なるほどね。美味しそうだ」


アイゼンとルナは宿屋の一階にある料理屋で食事をし、そのまま宿屋に泊まった。



翌朝、アイゼンとルナは街の東にある城門をけ、長城に向かった。


森の中を通る道を進んでいるとアイゼンの目に堅牢けんろうな長城が見えて来た。


「うおっ。高いし長い。ずっと先まで続いてるよ」


「この長城は国境沿いに建てられてるのよ」


「そうなんだ。すげえな。あ。門のところにテントがあるよ。あそこでポーションを配布してるかも。行ってみよう」


長城の門のそばに白の大地に向かう冒険者に配布するポーションなどが入ったふくろならべられていた。


アイゼンとルナはそこに近づいた。


そこには衛兵えいへいらしき人物がいた。


アイゼンとルナに気付いた衛兵が話しかけて来た。


「おい。あんたら魔獣討伐に向かう冒険者か? 弱そうだな。確認のため冒険者ギルドカードを見せてくれ。白の大地の魔獣討伐は第3級以上が条件だ。危険きけんだからな」


ルナは青色の冒険者ギルドカードを見せた。


「っ!? 第1級!? 失礼した。お名前をうかがってよろしいか」


「冒険者パーティー『女神』のルナ」


「おお。あなたが最近第1級になった冒険者か。どうぞ。これを持って行ってくれ。各種ポーションと保存食、ダンジョンなどの場所が書かれたエクリュベージ王国の地図が入っている」


アイゼンとルナは袋を受け取った。


「ありがとう」


「門を抜けはしわたると旧王都に続く道が通っているから、その道を東にまっすぐ行ってくれ。白狼の大森林にもたどり着く。たのんだぞ」


「わかった」


アイゼンとルナは長城にある門をくぐった。


長城を抜けるとはばの広い川が南北に長城に沿って流れていた。


「川が国境だったんだね」


「そうね」


川には石造りの橋が掛けられていた。


川の向こうにはどこまでも続く広大な草原が広がっていた。


草原には木などの遮蔽物しゃへいぶつがなく、魔獣がかくれる場所がなかった。


魔力がうすい平原には基本的に魔獣は姿をあらわさず、多種多様な野生動物が生息せいそくしている。


エクリュベージ王国は平地が多く、豊かな穀倉地帯こくそうちたいが広がっていた。


ただ、エクリュベージ王国がほろんだため、今では農地はれ放題で原野と化していた。


アイゼンとルナは橋を渡り、エクリュベージ王国に足をみ入れた。


アイゼンは草原地帯を東に伸びる道を歩きながら周囲を見渡した。


「何にもないねえ。魔獣を発見しやすくするために遮蔽物を撤去てっきょしたんだろうね。それはそうとこの道でいいんだよね。土の道なんだけど」


「ええ。過去、街道だったものね。この道を行けばまようことなく東に行ける」


「そうなんだ。よかった」


「ところでアイゼン。アンドロイドが使用できる白砂スキルを購入こうにゅうしようと思うんだけど何がいい?」


「そうだなあ。攻撃スキルってあるの?」


「ないわ。アンドロイドは契約者を守るために存在してるから、スキルで他者を攻撃することは想定そうていしていない」


「だよねえ。じゃあ、守りのスキルか。何か良いのある?」


「基本的に私がアイゼンのそばにいるから必要ないけど、範囲攻撃はんいこうげきに対応できるスキルがいいと思う」


「そうだね。結界とか? セイジって言う人も持ってるって言ってたよね」


「そうね。では結界をダウンロードするわ。あと透明化とうめいかも」


「うん。そういえばルナはアップロードってしたの?」


「ええ。すでにませたわ。そのおかげで新たな能力が使えるようになったし、運動性能も上昇じょうしょうした」


「そうなんだ。まあ、アップデートしなくても十分強かったけどね」


「結界を入手した。アイゼンに付与ふよするわね」


「うん。どんな効果があるの?」


「アイゼンに危害きがいを加える速度で接近する物質に対して結界が発動するわ」


「なるほど。いいね」


「ただ、相手がアイゼンの手の届く範囲にいる場合は結界は発動しないわ。注意して」


「結界で相手に攻撃は出来ないってことか。わかった」


アイゼンとルナがしばらく草原を進んでいると広大な森が見えて来た。


「草原が終わったね。白狼の大森林までどのくらい?」


「約400キロメートルだね」


「うわ。結構歩かないとだね」




数日後、アイゼンとルナは自然に飲み込まれた広大な廃墟はいきょの都市にたどり着いた。


森の中に建物の残骸ざんがいが見え隠れしていた。


「廃墟か。崩壊ほうかいが進み過ぎて、安心して休めそうな建物がないね」


「そうね」


「仕方ない。今日はここで野宿しよう。廃墟の外の森より過ごしやすそうだ」


「わかった」


アイゼンとルナは廃墟の街で野宿に適した場所を探し、そこで野宿をすることにした。



翌朝、アイゼンとルナは廃墟の街を出発した。


数日後、森の中を歩いていると木々の間から南北に伸びる低い山々が見えた。


「あれが白狼の大森林? ようやくエクリュベージ王国の中央部まで来たってことかな」


「ええ。白狼の大森林を越えた先に白の大地の魔獣がせまっているそうよ」


「いよいよか。緊張きんちょうしてきた」


「アイゼン。宝槍『大師だいしつえ』を持つ? 宝槍の能力も教えてもらったし」


「そうだね。宝槍で戦うことにしよう。やりなのに杖って言うんだね。まあ、いいけど」


アイゼンはルナから宝槍を受け取った。



アイゼンとルナは白狼の大森林のふもとにたどり着いた。


アイゼンとルナは山と山の間を通る道を進み、白狼の大森林の東側に向かった。


「白狼の大森林からなんだか神聖な感じが伝わってくるよ。白狼を見て見たかったけどなあ。おそわれたらこわいからやめておこう」


「それが賢明けんめいだね」


アイゼンとルナが白狼の大森林から遠ざかりながら東に向かっていると、八島のアンドロイドの佐那さなから連絡がきた。


「やっほ。アイゼン。ルナちゃん。セイジがテレポートでそちらに向かってるよ。たぶんそのうち遭遇そうぐうすると思うからよろしく」


「わかったわ」


「セイジさんってテレポートが使えるんだよね。俺もテレポートの魔法を使いたいな」


「そう。残念ながら白砂スキルにテレポートはないわね」


「だよね」


アイゼンとルナが森の中を進んでいると、森に飲み込まれた廃墟の街にたどりついた。


「また廃墟か。まあ、道なりに来てるから廃墟にたどり着くか」


森の中に家の壁だったものや大きな瓦礫がれきが目に付いた。


すると、ルナが前方から何かが接近していることを感知した。


「アイゼン。前から何かが来てる。15体。その後方にも11体。おそらく白の大地の魔獣だと思う。それと、後ろからセイジがすごい速さで近づいて来てる」


「俺はどうすればいい?」


「魔獣とセイジに対応しないといけないから、アイゼンは透明化をしてこわれた壁に隠れてて」


「わかった。俺もセイジにあっていのかな?」


「セイジは要注意人物ようちゅういじんぶつみたいだから、今はアイゼンの安全のためには合わないほうがいいかもね」


「そうか。会いたかったけど仕方ないか」


「またの機会に期待しよう」


「そうだね」


アイゼンははなれた場所にある煉瓦れんがの壁に向かった。


すると、また佐那から連絡が来た。


「やっほ。追加情報があるよ。現在、アルケド王国内を『魔亀』が徘徊はいかいしてるから、気を付けて。セイジにも教えてあげて。あれマジでヤバいから」


「わかった」


「魔亀について説明するね。魔亀は超高濃度魔力のかたまりで周囲の時空じくうをゆがめているわ。魔亀の近くに行けばいくほど、他の場所と比べて時間がゆっくり流れる。逆に他の場所は早く時間が流れる。つまり、魔亀のそばにずっといれば未来に行けるよ」


「そう。それは確かに危険ね」


「セイジについて追加情報。セイジは異世界からこちらのとある場所に異世界転移したんだけど、突然能力が使えるようになったんだよね。それは古代竜である緑竜のせいなの。緑竜がセイジに能力を付与したってわけ。その付与魔法については何もわかってないの。古代竜の魔法は一般的な魔法とはちがうからね。まだ分からないことだらけなのよ。セイジを異世界かられてきたのは緑竜なのよね。異世界転移魔法らしいんだけど、我々ではまだ解析かいせきできてないの。だから緑竜がセイジに付与した魔法がセイジに何かしらの影響えいきょうおよぼしている可能性も考えているわ。洗脳せんのうのろいなどの可能性もあるわね。あるいはセイジをいつでも殺せる爆弾のようなモノが付与されているかもしれない。あくまで可能性の話ね。緑竜の目的が分からないからさ」


「なかなか信じられない情報だけど、受け入れるわ」


「そうだね。それからセイジは緑竜に魔法的に監視かんしされてるんだけど、ためしたいことがあるの」


「なに?」


「ルナちゃんがセイジと接触せっしょくした時、白砂スキルで外部から見えない空間を作ろうとおもうんだ。私がルナちゃんを起点に白砂スキルを使うから、ルナちゃんは気にしないで。白砂スキルが通用するかどうか確かめたいの。まあ、物理的に見えなくするだけなんだけどね」


「わかったわ」


「そうそう。ルナちゃん。もう少しお洒落しゃれ服装ふくそうにしてみたら? アイゼンもセイジもきっとよろこぶと思うよ」


「アイゼンに聞いてみるわ」


「そうしてみて。じゃあねえ」


佐那との通話が切れた。


ルナはアイゼンに通話を飛ばした。


「アイゼン。佐那から私の服装をお洒落にしたらという提案ていあんを受けたのだけど、どう思う?」


「ん? いいんじゃないかな」


「そう。どんな服装がいい?」


「あー。女性の服装はくわしくないんだよねえ。佐那さんに聞いてみて?」


「わかった」


ルナは佐那に連絡を取った。


「はいはーい。何だい、ルナちゃん」


「おすすめの服装を教えて」


「おまかせあれ。送ったよ」


「ありがとう。では失礼」


「はーい」


ルナは佐那から送られてきた服装のデータを体表面に展開てんかいした。


ルナは一瞬で着替えた。


ルナの服装は青系のチェックがらフリルキャミソール、黒のショートパンツ、黒の厚底あつぞこブーツと言うちだった。



そうこうしているうちに、ルナの所に白の大地の魔獣とセイジが同時に接近してきていた。


するとルナの前方にしげる木々の間から魔獣が姿をあらわした。


先にルナの前に姿を現したのは白の大地から来たオークのれだった。


ルナに気付いたオークたちがルナに向かっておそかってきた。


ルナはアイゼンに状況の説明をした。


「アイゼン。今から魔獣と戦う。セイジは近くにいるけどまだ接触せっしょくはしていない」


「うん。気を付けて」


ルナはオークの群れに対して一歩足をみ出した。

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