マイ ベスト ペース

人の輪の中での生活が"生きずらい"と感じるようになって

何かに期待をしなくなっていた。

周囲からの「頑張れ」という無責任な声援に

耳を塞いでしまった

素直になれなくなっていた


違うんだ

僕が欲しいのはそんな言葉じゃない


そんな心の声は届かない

そう思っていた


"ねぇ、前を向きなよ"

"そのままだと、聞きたい言葉も聞けないよ?"


君はそう言って僕の手をとってくれた


「君を照らす明かりになるよ」

「生きているだけでえらいよ」

「僕が君の居場所になってあげる」

「泣かないで」

「君の道しるべになりたいんだ」

「大丈夫だよ」

「生まれてきてくれてありがとう」

「一人きりじゃないんだよ」

「僕たちが夢を見せてあげる」

「君はそのままでいいんだよ」

「君の人生に色を添えさせて」


そんなありふれた言葉

初めて君がくれた

生きる理由がなくても死ねない理由はある

そう気づけたのは君のおかげだ

大切な君と出会えて 僕は成長したいと願えた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る