無人島に漂流したら他10人が元カノで⁉
落ちこぼれのプリン
第1話 漂流
「おー風が気持ちいいねー!」
俺は
「この前、桜とも別れたしゆっくりしよう!」
俺は、ころころ彼女を変えている。しかも自覚するほどに
俺のキャラは明るくて運動ができたから、彼女が絶えることもなかった
今の彼女が悪くなったらほあの女に取り換えればいい。
だいたいは、俺が振って別れているが、魅力のない女が悪い。
「今回は、目一杯楽しむぞー! この旅行が終わったら彼女でも作るか……」
うわーすげえ変な目で見られてる。気をつけよー
ガジャン!
「うわ!なんだ!今の揺れ」
その時いきなりすごい揺れがして俺は意識を失った…
ザザーン
「ん? なんだ? あれ?船は……?」
「あの大丈夫でしょうか……」
「は、はい」
「って、斗真じゃないの!」
「は?って
「知らないわよ! クルーズ旅行に参加してたら、いつの間にかここにいたの!」
「クルーズ旅行?それってまさかトパーズ号のか⁉」
「えぇそうよ何か悪い? まさかあなたもいたとは思わなかったけれどもね!」
こいつ桃香は三年前の高二の時の元カノだ。
何でこんなところにいるんだ? こいつもトパーズ号に乗ってたのか?
「誰かいるのかと思って安心したら、あんただったとはね!」
「と、とりあえずほかに人がいないか確認しに行こうぜ……」
「はいはい分かったわよ」
このまま二人でいたら俺の命がどうなるか。
肉食系大食い女子の桃香には、最後の最後に非常食にされる未来しか見えん
誰かいるといいけれども…
「あっ誰かいる!」
「まじか!助かった!これで桃香と二人でいらずに…あっ!」
ギロンッ
こんなこと言うだけでめっちゃにらむじゃねーか!
「大丈夫ですか?」
「いてててて。はいありがとうございます。」
「お前、まさか、こ、
「なんで私の名前を? ――ってあー!斗真!」
「お二人ともお知り合いで?」
「知り合いも何も元カレ!こいつ!」
「今ここで言うな!」
「私こいつにいきなり、俺
「あなたも⁉ 私もこいつの元カノよ!」
「ひどいですよねこの人! いやこの
「ええ
ウソだろ、ひどい振り方した元カノが二人もいるのか?
「心菜さん私のことは桃香と呼んでください! 二人で一緒に頑張りましょう!」
「もちろん! 桃香ちゃん! 私のことも心菜って呼んでね!」
「ええ心菜ちゃんいっしょに他に人がいないか探しに行きましょ!」
「お、俺は?」
「「あんたは話しかけるな!」」
「ハァー⁉」
「「なに⁉」」 ギロンッ
「スッすいません!」
どうしよう俺このままじゃ死んでしまう……
「あそこに四人いるわよ! オーイ」
「ホントだ! しかも全員女の子! ラッキー!」
また女かよ……男もいてくれてもいいじゃねーかよ。
いや、これはハーレムなのでは? マジか? やったー!
「
「私もトパーズ号に乗ってました。
「環奈ちゃん、結芽ちゃん、
「さっき志那ちゃんが言っちゃったけど、
「くず人間って人の事そんなんいったらいけないですよ。(結芽)」
「なんていうんですか名前……」
「「「「あー!斗真!」」」」
は? 何でこいつらがここにいる訳?
「みんなこのくそ人間と知り合いなの?(心菜)」
「くそは言い過ぎだ!」
「は? 間違ってないでしょ?(心菜)」 ゴゴゴゴゴゴゴ
「はい。その通りです。」
「私そいつの高三の時の彼女です。お恥ずかしいことに(環奈)」
「私は高一の時です。(結芽)」
「私中三(志那)」
「私は大学一年の時です。だから去年の冬に振られました(綾菜)」
マズイマズイ。六人も元カノがいるだと⁉ ハーレムどころではないぞ
せっかくの夏休みだなんとかせねば……
「あんた今元カノこんなにいてマズイって思ったでしょ(志那)」
「ギクウゥゥ!」
「やっぱりねあんた顔に出やすいから(心菜)」
「恨みなんか作るのが悪いんだよ~(結芽)」
こいつら強いんだよ。俺軽く死ぬぞ、この夏休み。
一人ぐらい気の弱い奴いないのかよ。
「ともかく今日は寝よ寝よ。考えるのは明日」
「そうですね志那さん。私寒がりなので沢山上着持ってます。(綾菜)」
明日からどうやって生活していけばいいんだよぉぉぉ!
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