第24話 対魔忍

この勇者の里に来ていたのは魔戒騎士 王道来牙でけではなかった、俺はそしてこの勇者の里にて対魔忍と呼ばれる忍びの者と出会うことになる、魔物デビルナイトの強襲は勇者の里の長も当然気づいており柚希、来斗そして来牙とともに対処にあたっていた、そんな中、眩い雷光とともにデビルナイトを吹き飛ばした対魔忍が俺の前に現れた、黒色のボブヘアの髪に赤紫色の瞳、そして肌は褐色でさらにその全身はライトグレーの金色と銀色のレオタードスーツ、そしてその両手には雷遁の術を使う彼女の専用ギアである雷神の両手(ライトニングフィンガー)を装着していた、そしてそのたたづまいクールでどこか大人の女性の雰囲気をかもちだしていた、そして雷神の対魔忍である彼女はデビルナイトの剣戟をいなすと左手に大気のプラズマを集め雷の剣を出現させそしてその雷剣で火花とともに次々と剣戟を繰り出していく、そしてその素質は間違いなく柚希や祭羽同様に魔戒騎士の素質を彼女は充分に秘めていた、彼女は「やっぱりこの程度なら」と呟くと斬りかかってきたデビルナイトを雷剣で火花とともに斬り裂き爆発させる、俺は彼女に「あんたは」と問いかけた、すると対魔忍である彼女は俺に「あなたが鴉黒斗ね、私は雷道雪風、雷神の対魔忍よ」と自己紹介をしたそして雪風は俺に「いちよう言っとくけどあなたより年齢的には1つ年上よ」とどこか嬉しそうに笑った、そしてその頃、デビルナイトと戦う霊羽達のもとに1人の神騎が空から舞い降りる、赤色をメインに金色のレオタードスーツ、肩には小さなグレーのマント背中には金色のテイルブレード、そしてその両手には赤色のレーザーブレードそしてその彼女の名は神騎グランニール、こと伊奘諾紅羽、雷神の対魔忍である雷道雪風と同じく守りし者だ、そして振り向きながら霊羽を見ると神騎グランニールは「待たせたね」と言うと炎のような剣戟でデビルナイトを次々と蹴散らしていく、雷羽は思わず「紅羽、なんであんたがここに」と戦いながら問いかけた、するとその問いに神騎グランニールは「黒歴史の遺産、闇の書についてね、神騎側でも対処がわかれたのそこで封印と凍結してからは勇者の里と神騎、魔戒騎士が管理する方針になったの」と返した、そしてどうやら話を聞く限りでは黒歴史の遺産の力については未だに解明されていない部分が多く、魔戒騎士、勇者の一族、そして神騎で厳重に保護する方針にどうやらなったようだ、そこに魔戒騎士の鎧をその身に纏った来牙と勇者の鎧をその身に纏った来斗が駆けつけ次々とデビルナイトを剣戟で蹴散らしていく、そしてその頃、学園クローバーではその映像を見ながら心願時 真名美と霊山寺 霊斗の2人が話合っていた、そしてその理由は雷神の対魔忍である雷道雪風が勇者の里に赴いた理由に差しあたる、霊斗は雪風に「この学園に漆黒の銀翼のメンバーが来たらどうなる?」と問いかけた、すると雪風は冷静沈着に「私同様、当然、最初は反逆者扱いでしょうね、でも彼らなら他の生徒たちをさらなる高みへと連れて行ける例えそれが力の極地じゃなくてもね」と真名美は雪風に「対魔忍としてのあなたの戦闘データのおかげで私の変身デバイスの開発は順調そのものですが、そして彼らの力ならおそらく私の変身デバイスを完成させられると言うのですか?」と問いかける、すると雪風は「ええ、それは保証します、ローズクリムゾンギアには黒歴史の遺産と戦った彼らの戦闘データも必要不可欠なはずです、そしてだからこそ学園クローバーの立場とそして私が1人の対魔忍として彼らを見ていく必要があるのです」と言った、そしてその答えは俺たちより先にこの学園、学園クローバーに編入していた雷神の対魔忍である雷道雪風らしい答えだった、そして対魔忍として彼女はこの荒れ狂う激情の中で俺たち漆黒の銀翼に可能性を感じていた、そして学園から勇者の里に向かう途中、魔戒騎士であり金色騎士である王道来牙に「お前はあいつらが人間界を守りし者だと知っているなら振り返らず走れ、この時代を駆け抜けていけ」と言われていた、そしてその言葉はどこか暖かく闇を照らす光に雪風は感じとっていた、そして雪風は来牙に「黒歴史の遺産、闇の書の力に真っ向から挑んだだけでもすごいことだし、いずれは誰かが黒歴史の遺産を受け継ぐ、例えそれが妖怪だったとしても私は彼女を守ると思うよ」と答えた、そして今、俺、鴉黒斗と雷道雪風はともに行動をしている、雪風は俺に「この漆黒の銀翼がもし解散したら私の学園に来なさい、あなた達の面倒は私や生徒会長が見るわ」と言った、そしてその言葉はどこか暖かく感じた、そして少なくとも雷遁の術の極地に辿り着いた彼女だからこそ俺たち、漆黒の銀翼のメンバーの面倒を見ると言えるのだろう。

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