第3話 最高の1日

次の日。


ピンポーン


「はーい!」


〜優人です!朱音ちゃんいますか?〜


「朱音〜優人君よ〜」


そう。

今日は優人くんの家で遊ぶんだ!


靴下はいて。

カバン持って。


お気に入りの靴下の血は洗濯したら

すぐ取れた!


靴履いて!


「いってきまーす!」


気をつけてね〜。


奥からお母さんの声が聞こえる。


「おまたせ!」

やっぱり優人くん身長高いなぁ。

そんなこと思いながら優人くんの家へ行く。


「朱音ちゃん来たよ〜」

優人くんがお母さんに向かって言う。


はーい。

ちょっと2人とも待っててね〜!


「はーい。」


その間に靴を脱いでそろえておく。

優人くんの家はすごくきれい。

玄関にお花も飾ってあるし。


「おまたせぇー!」


うわぁ!

今日のお母さんはスウェットだ!

ラフなのになんでこんなにきれいなんだろ。


「お邪魔しまーす。」


あ、しまった!

ついしまーすって伸ばしちゃった。


「…お邪魔します。」

慌てて言い直す。


「ふふっ。

 いいのよ。」

優人くんのお母さんが言ってくれる。


「どこで遊べばいい?」


「じゃあみんなでゲームでもする?」


やったぁ!

優人くんのお母さんとも遊べるんだ!


「し、したいです!」


「おっ!

 朱音ちゃんも乗り気だね〜」


「俺もゲームしたい!」


そういった優人くんがリビングへ歩き出す。

それに続いてお母さんも歩き出す。


「朱音ちゃんも行こ〜!」


「はい!」


私もそう言ってとことこ歩き出す。


リビングに入った瞬間目が輝いた。

おしゃれなソファーに木のテーブル。


私の家とは大違いだ。


「わぁ…」

思わずそう言ってしまった。


「どうしたの?」

お母さんが不思議そうな顔で聞いてくる。


「えっと、あの…」

「すごいきれいなおうちだったから。」


「ありがとう!」

そういった後優人くんにむけてこう言う。


「良かったね。部屋片付けといて。」


「そうだね笑」


それから私たちは、ゲームをした。


あっという間にお昼になった。

カレーを一緒に食べた。

とっても美味しかった。


ご飯を食べたら公園に遊びに行った。

すべり台で滑ったりブランコをしたりした。


あっという間に夕方になった。


「もうそろそろ帰ろっかぁ。」


「えぇーもう?」

優人くんと私は口を揃えて言う。


「また今度遊ぼうね!」


「うん!」


優人くんとお母さんは家まで送ってくれた。


「じゃあ、また遊ぼうね!」

「ばいばーい!」


「ありがとうございました!

 また遊ぼ!」


2人を見送ったあと、家に入った。


「おかえり〜」


「ただいま!」


今日は最高の1日だった。

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