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A「原稿公開の件ですが、できている部分だけでもやっちゃいませんか」

Z「えー、ですね」

A「嫌ですか」

Z「はい」

A「公開しちゃえば逃げ場ないですよ。うまくいかないところも書かざるをえないすよ」

Z「それが狙いなんですよね」

A「それ以外にも誤字の指摘など、有用なアドバイスをもらえるかもしれませんよ」

Z「そんなに読者さんがつくとも思えないので」

A「カクヨム応募なら、印刷なしなのでレターパック代も紙代も浮きますよ。プリンタ買い換えなくても済みますし」

Z「そうね、プリンタ問題はどうにかしないと。推敲に差し障りが出るので」

A「推敲は紙派ですか」

Z「もうマスト(絶対)でしょう。ポメラからPCにデータ以降、PC画面でチェック、印刷したやつに赤ペンでやっても変なところ出てくるんですから」

A「ありましたね、“新弟子舞う”(註 正しくは“死んでしまう”です)」

Z「懐かしいな、それ。ありましたね。今後、ウェブ応募が主流になってくるとは思うんですけど、一度、紙に印字する作業は必要ですよ、やっぱり」

A「デジタル教科書とかでもそうですけど、脳のあれがどうたらこうたら」

Z「詳しいことはわかんないですけど、なんかあるんでしょうね。プロットもノートにペンのほうがよくないですか」

A「紙を広く使えるというか、自由に使えますからね。文書作成ソフトじゃそうはいかない」

Z「ペンタブとかは?」

A「使ったことないす」

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