69&68
A「またやりましたね」
Z「更新が止まったって言いたいんですね」
A「もう習慣にしちゃえばいいじゃないですか。毎日、なにか書いてはいるんですよね? だったら、書き始める前か後にこの企画の原稿を書けばいいだけの話。書くまでもないですよ。各回の分量は少ないんですから、時間あるときに書き溜めて、適当なボリュームに切り取って、予約投稿しておけばいいんですよ」
Z「簡単におっしゃいますが、LINEのやりとりをスクショして貼り付けるみたいに簡単にはいかないんですよ。オープンにしていいところとアウトなところがあるので」
A「なんかやばい誤解を招きそうですね。別に作品や作家の悪口を言いあっているわけではないですからね。そこはちゃんと書いておきましょう」
Z「“夢野久作わけわかんねーよ、あいつの頭の中どうなってんだよ”は罵詈雑言のたぐいではないですね」
A「それ、褒め言葉ですね。頭の中どうなってるのか、は」
Z「よかったです」
A「横溝賞に限らず、応募するときって過去の受賞作を読みますか」
Z「特に応募するからというわけでなく、普通に面白い作品に違いないから読んでいるという感じですかね」
A「“わーつまんねー”って、なったりしませんか?」
Z「つまんねぇなはないですねぇ。おや、慎重に書きますけど、こちらが未熟なときには“ん?”はなくもなかったですかねぇ、あれ? そんなにピンとこないけど、という感じならば。というのも、以前はミステリ史に残る歴史的名作と新人賞受賞作をまったく同列にみていたので、そりゃ比較してしまうと見劣りする部分もあるよね、という感じでしょうか」
A「歯切れが悪いなぁ」
Z「だって、そうでしょ? クイーンと乱歩の間に挟まれたら、どうやっても不利でしょう。ましてや名前で読んでしまう、名前で評価してしまう部分もあるわけで」
A「ですよね。他ジャンルで出版している人の再デビューみたいな例を除けば、たいがいの新人賞受賞作家って受賞作がデビュー作であって、基本的には“お前、誰やねん”ですからね。後、みんな忘れてますけど、新人賞ですからね。新人ですからね」
Z「これはハッキリ残しておきたいんですけど、つまらなく感じるの正体は“よさがわからない”の部分が大きいと思うんです。“よさがわからない”って、受け手に素養が足りないからだと思ったほうがいいケースが多いはずです」
A「勉強不足だと?」
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