賽と悔の境界線

宵機

第1部 始まりの箱庭

第1話 ファーストコンタクト

 最初に、これは前に行ったセッションの記録のようななにか。後から矛盾を無くしたり、設定を変更したり、台詞の修正や加筆等々をしてる。また、私が主観的にかいているため、大分脚色や大袈裟に書いているよ。さらに、私のクソザコ語彙力で言語化しているため大分はしょったりするとこもあると思う。判定は省略してそれっぽい感じに描写するはず。未来の自分が。楽しくかいてるからどうなるかは私にも分かりません。

 それじゃ本編へどうぞ。




































 目覚めたら白い部屋にいた。そこには三人の高校生がいる。

 1人は桃色の髪をツインテールに結っていて、ユニコーンのピンを着けているゆるふわ系美少女。

 もう1人はゲーミングな髪色をしている、いかにも中二病な上京っ子。

 そして、最後に残ったいかにも不健康そうな顔をしている灰髪の片目を前髪で隠した男。


 今日は高校の入学式のちょうど1週間後だ。そんな中起きた突然の出来事。これは夢なのだろう、夢に違いないと思っていたが、徐々に時間が過ぎるなかでこれが夢ではなく現実だと言うことを確信するだろう。なぜなら、他の2人はそそくさと会話を始めていたからだ。



「なにここ?ねえ、きみ。ここがどこか知ってる?あと、直前の記憶がおぼろげなのだけれど?あ、私の名前は綾小路ヴィクトリア権三ごんぞう。好きに呼んで貰ってもいいわよ。」


「さあ?俺にもわからないな。俺の名は紫月。よろしく。」


「よろー紫月君。で、そっちの君は?」


「あ、おっ、俺は銀河の中に煌めく1筋の流星、クリムゾンギャラクシーだ。よろしくたのむ。」


「クリムゾン君ね。よろしくー。」



 そんなこんなで自己紹介を終えた3人。辺りを見回すと、窓と扉が1つずつあった。それ以外にははなにも見当たらない。窓の外を覗いてみると其処

 には空があった。それもただの空ではない。成層圏近くのどちらかと言えば宇宙に近い所の空であった。目下には雲がひろがっており、その下には我らが故郷地球があった。



「え、やば。あれ地球なんですけど!?どゆこと!?やばくない?とりあえずインスタにのせよ♪」



 そう思ったところで貴女はきずいてしまうのだろう。貴女が常日頃肌身離さず持っているはずのスマホがないことに。スマホだけではない。何も持ち物がなかったのだ。そんな貴女に続いて貴方も窓を覗く。



「え、本当に地球が見えるやんけ。いったいどういうことだってばよ。おら、本当に空の上に来ちまったんか!?」


 そんな2人を傍目に彼は扉の方に足を運ばせた。この部屋にある扉はいたって普通の扉だ。なんの飾り気もなく、ただこの白い部屋の中でポツンと存在している黒い扉。彼の経験的にこの扉には、なんの仕掛けが施されている訳でもなく、ただ部屋と部屋を繋ぐためのものだと言うことが分かった。それが分かった彼は後の2人がこの部屋から出ようとするのを待つことにした。今回はそんなに急いでいてもどうしようもないことが分かっていたから。


 そうして、しばらくすると権三が紫月に向かってこう話す。



「ねえねえ紫月君、みた?あの窓の外。普通にやばくない?宇宙だよ宇宙。なんでこんなとこにいるかは分かんないけど、とにかく宇宙だよ宇宙!」


「そうっぽいな。一体なんでこんなところにいるのやら。共通点も同じ学校にいる位だろうし。いつの間にか制服になっていたし。」



 説明しよう!この3人が通っているのは霧灯むとう学園の中の高等科。小学校から大学までなんでも揃ってる色々と頭のおかしな学校ではある。普通科と特別科がある。国立霧灯学園普通科は特に説明することもなく、普通に地元の高校生がいる。わりかしみんな行く。国立霧灯学園特別科はその名の通り、普通ではない何かしら特出した技能を持っている人をスカウトしている。その為、スポーツ選手とか実業家とか登山家や研究者とかもいる。だから、卒業後のキャリアは多岐にわたっている。この学校からスカウトが来たら間違いないと世間では言われているが、スカウトされた当の本人達はそんなことは気にしておらず、ここに来たのは入学などの費用があんまりかからなかったから来たとか結構色んな特権があったから来たや学園長に懇願されたからきたなど、大分面白い話が毎年発生している。授業はどちらのコースとか関係なく混ざっているため、見分けるには制服を見るといいだろう。特別科の方がワイシャツの色が黒目だからね。


 話を彼らに戻そう。そんなこんなで出会った3人。これから起こるのはそんな彼らの話。3人とも無事に帰れるのかどうか。それは私たちだけが知っている。


 一騒ぎ終わった2人は扉を開け、次の部屋へ進もうとした。そうして次の部屋に行った時、最初に目にしたのは、1つの椅子。そしてその椅子に座っている一人の少女の姿だった。



 次回へ続く。

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