第2話寿司屋

1年で10億円か1日で300万円

くらい稼ぐ必要があるな

到底無理なことを男は理解していた

しかし夢を見るのは自由だ

1年経過して本当にできなかったら

諦める男はそう決心した

そんなことを考えていると

1人の男性が男に話しかけた

男はその男性に見覚えがあった

昨日のパーティーで受付をやっていた

男性だった男が男性を見つめると

男性は少し良いですか偶然貴方と

他の男性の会話を聞いてしまいまして

もしかすると力になれるかもしれません

男は静かに頷き男性について行った

寿司うめー男は思わずそう叫んだ

受付の男性は高級な寿司屋に

男を連れて行った

カンパチ、イカ、いくら、ウニ

大トロ、中トロ、ネギトロ

他にもさまざまなネタを

注文したお茶を啜りながら

最後の卵焼きを食べた後

男はご馳走様こんな美味い

寿司食ったことねえよ

ありがとなとお礼を言った

いえいえ私の方こそ急な申し出に

応じて下さい感謝致します

ところで仕事の話しに戻りますが

やってもらいたい仕事が1つ御座います

ある狩人たちに荷物を届けてもらう

約束をしたんですがどうやら

なにか事件が起きたようで

荷物が未だに届かない状態が

続いているんですよこの荷物が

明後日届かなければまずいことに

なってしまいますしかし私は

明日どうしても外せない用事が

出来てしまい行く事は出来ません

そこで代わりに荷物を受け取りに

行って貰いたいのです

勿論報酬は弾みます

危険が伴いますから

自衛の為に護身用の道具も

お貸しいたします

引き受けて貰えますか

受付の男性はそう頼みこんだ

男は幾ら出せるそれ次第かな

男性は200万円でどうでしょう

明後日までに提出できないと

私はそれ以上の損失を負います

この額で引き受けて貰えますか

男はいいだろう護身用の道具を

貸してくれ

受付の男性は微笑み

これが道具ですくれぐれも

職質されないようにお願いします

男は受付の男性から

印のついた地図と拳銃を受け取り

寿司屋を出た

世界の終わりまで後364日

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る