ちょっぴり楽しい女子高生との金縛り生活

くらんく

第1話

「ふふん」


「どうだ。動けないだろう」


「声も出せまい」


「視界も真っ暗だ」


「それでいて、胸の上に重りを乗せられた感覚」


「そう」


「君は今、金縛りにあっている」


「この私の手によって、だ」


「これがどういう意味か分かるか?」


「私はいつでも君の寝首を掻けるということだ」


「恐ろしいだろう」


「おや、わからないかな?」


「たとえばこういう風に」


「私の細腕でもこの通り」


「馬乗りの体勢ならば、簡単に君を絞め落とすことができる」


「ということだ」


「おっと、すまない」


「ほんの冗談だよ」


「息苦しかったかな?」


「まあ、許してくれ」


「これはあくまで脅しに過ぎないんだ」


「君が私との約束を破らない為のね」

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