「人には生きていく為の『支え』が必要なんだ。

その支えとは英語で言うと“belief”、日本語で言えば

“信条とか信じられる何か”の存在という感じかな?」


「ただ食べ物があって、家があって、お金があればそれで良いというのではないのが人間の良さであり、また厄介なところでもあるのね」


ユキナとエイスケは、都心を愛車で走り話し続けた。「何故人は、食べ物や家や物だけでは生きていくことが出来ないのかしら? お金をいっぱい持って、それで好きなものを全て揃えて生きていければ楽なのに…。それだけじゃダメなのね」


「心があるからさ」「心…、そうね。目には見えないその心というのが一番厄介なのよね。心を育てるって言うけど、どうやってその見えないものを育てるのかしら?」

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