言い間違いにご用心(笑)
その昔、大学生のころ映画館の売店でバイトをしたことがあります。
……多分まだ書いてないと思うけれど。
書いてたらゴメンねぇ。
本来は友人がバイトしていたのですが、彼女がどうしてもはずせない用事が入った時に臨時でシフトに入っていたんです。
仕事そのものは簡単でした。
ショーケースの中にポテチとポップコーン並べて、冷蔵ケースには飲み物入れて。
全部百円だったり百五十円だったりで計算が楽。
当時は消費税以前の世界だったので無問題。
映画の休憩時間に怒涛のごとく押し寄せるお客さんをさばき、売り上げを計算し、足りなくなった商品を倉庫から補充。
ただそれだけでした。
売店の横には公衆電話も置いてあり、家族に『映画観て帰る~』などと電話をしている方もたまにだけどいらっしゃいました。
その映画館……今も残っていまして、先日前を通りかかったらメチャクチャあか抜けた作りになっていました。
まあ、店の作りは置いておいて。
映画館の店名は『〇×館』という名称でして、その2Fにスクリーンがあって売店も同じフロアにありました。
そして建屋の地下にも同系列の別の店がスクリーンを設置していました。
ある日のバイト中、混雑の中ひとりのオバサンがどこかに電話をかけています。
「もしも~し!私。え?今?映画館で映画観てて、今休憩中。え?どこかって?えっとね……地下〇×!」
そう言ってオバサンは受話器を置き、客席に戻っていきました。
いや……確かに地下にもありますよ?
でもね、まずあなたがいる場所は2Fです。
そしてあなたが電話で伝えた地下〇×は……『ADULT ONLY』です。
接客中で間違いを正せなかった私でした。
なんか急に思い出したので書いちゃいました。
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