ななめむきの日々

リベンジ

その昔、利用していた田舎道（一応国道）の途中に豆腐店がありました。

帰省するときに利用していたお店で、だけど一度も買い物をしたことがない場所でした（トイレを借りるのに寄ったことはある）

そのあと新しい道ができて十年以上、そこを通らなくなっていました。

数週間前、そっち方面に行ったときにふと思いついてお店の前の道を通ってみることにしました。

お店が残っているなら、そして豆腐が買えるなら買ってみようと。

お店についたのは午後三時ごろ。

お目当ての豆腐は……売り切れでした。

揚げはまだあったようですが、豆腐が食べたかったので諦めて帰りました。

その次に行った時も、豆腐は売り切れでした。

まだ午後一時半くらいだったのに。

この日も揚げは残っていました。

そして一昨日の日曜日。

またもやその店方面に行くことになりました。

通過時間は午前九時半。

スマホで営業情報を検索すると、営業中との表示が。

迷わず店に寄ってから目的地に行くことにしました。

保冷バックは持っているので問題なしです。

店に入ると先客が二組。

待ち時間に買う商品を決めます……まだ午前中なので残っていることを期待して。

商品は『ざる豆腐』大・中『田舎豆腐』『揚げ』です。

私のすぐ前のお客さんは『ざる豆腐』を大量買いしています。

私もざる豆腐にしようか迷いましたが、使いまわしがきく田舎豆腐を買うことにしました。

『田舎豆腐一丁と揚げを一枚』注文します。

段ボールでできている箱に豆腐が入ったビニル袋を入れてます。

揚げもビニル袋に入っています。

そしてサービス？のおからもひと袋。

「お会計、六百四十円です」

そうです。

田舎豆腐が四百四十円で揚げが二百円。

値段を見たときは正直（高い）と思ってしまいました。

でも。

でも。

出てきた揚げを見てびっくり。

めちゃくちゃデカイ！！

豆腐も重量感が半端ない。

おからもまだホカホカしています。

豆腐は保冷バックに入れ、温かいおからと揚げはそのまま車内に置きます。

……明け方まで雨だったし、日中も降ったりやんだりとの予報だったので気温が上がらないとふんでの行為です。

さて、用事を済ませて帰宅して。

夕ご飯はもちろん『冷奴』と『揚げを軽くあぶったもの』そして魚の塩焼きです。

冷蔵庫に入れていた豆腐を箱から引っ張り出します。

「思った以上にでかい！！」

ビニル袋から取り出して、三つに切り分けます。

……切り分ける前に、箱に貼ってあったラベルシールをちゃんと確認すればよかったと、激しく後悔するとも知らずに。

切り分けた後でシールを確認してびっくり。

内容量　１㎏／個

一キロの木綿豆腐を三人で……。

さすがに日曜の晩には完食できず、月曜の夕ご飯に煮奴にして食しました。

煮奴でも美味しかった……今度は湯豆腐かな？

ちなみにスーパーに売ってある普通の豆腐は三百五十～四百ｇなんですね。

それでちょっと良い豆腐だと百九十八円とかなわけで。

一ｋｇで四百四十円って、むしろ安くないか？？と感じました。

揚げもデカイし分厚いし。

めちゃくちゃ食べごたえがありました。

市販の豆腐は薬臭いしえぐみがあると文句を言って食べない娘ちゃんも「これなら食べられる」と食べてくれてました。

これはリピ確定の一品でした。

片道、車で二時間ほどの場所だけど、きっとまた買いに行くだろうな。