わが日わが夢わが青春
@alfeekobe
第1話 四国は徳島県板野郡一条町に生まれる
私が生まれたのは昭和29年4月9日一条町に生まれるが物心をついた時には板野郡土成町御所の原田市(はらだいちと読む→在所のことである)で父母が豆腐屋を営んでいるところから記憶がある。多分4歳ぐらいだったと思う。親子3人幸せに暮らしていました。ここで一番記憶に残っているのはうちの庭で遊んでいた私に面倒見のいい近所の中学生のお兄ちゃんが手を振りながら釣り竿を抱えて鯉を釣ってきたぞーと叫びながら道路を歩いてきて30mぐらい近づいた時、雨が降ってきて雷がお兄ちゃんの竹竿に落ちた。私にはそこまでの記憶しかなく次に気が付いたら一条町のおじいちゃん(母親の父)が営んでいた映画館(一条座)の母屋にいた。このような危険なことに遭遇したのでおじいちゃんが隣に家を建てて住まわせたと聞いています。言い忘れましたが私の家族は父、母と私ですがなぜ一条町で生まれたのに原田市に転居したのか、理由があります。私の生まれる前に姉(愛子)がいました。愛子は阿波踊りが好きでいつも夏祭りになると阿波踊りに親戚で連を作って踊っていっていたそうです。父は大太鼓をたたき、母は三味線を鳴らし家族で阿波踊りを踊っていたそうです。愛子がこの3歳の時にサトウキビを食べ過ぎて夜おなかが痛いということで近くのお医者さんに夜8時ころ診てもらいに行ったそうです。診たては食べ過ぎの腹痛だったそうで薬をもらってきて治療は終了でした。ところが夜11時になっても痛がるのでもう一度同じお医者さんにいいったのですが診たては同じでした。夜中午前1時になっても痛がるので再度お医者さんを変えて行きました。そのお医者さんの診たては腸ねんてんで当時の医学で手遅れだといわれたそうです。1回目に診てもらった時にわかっていたら一命をとりとめてたとのことでした。愛子は私の母の腕の中で死んでいったそうです。その時映画館を営んでいたじいちゃんは家にあった長どす(刀のこと)を出して最初の医者を殺すといって玄関を飛び出ていったじいちゃんを家族みんなで止めたそうです。当時、映画館を営むことは町の権力者でした。夕方5時になったら当時の小学校の校長、国鉄の駅長、警察署長がじいちゃんの母屋にきて毎日酒を飲んでいました。なぜ覚えているかというと映画館の営業が忙しくて私はほったらかしでばあちゃん(母親の母)に育てられました。夕方5時になったら黒(猫の名前)と私の夕食時なのです。話は戻りますが、娘を亡くした母は病気になっていたそうです。私が生まれてなくなった家を出て原田市に転居したそうです。ところが私が危ない目にあったので映画館のある一条町に帰ってきたそうです。この愛子出来事があって私に愛情はあるのですが、無償の愛ではなくなったような気がします。この問題のあったお医者さんは違う街に引っ越していきました。
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