邯鄲
霧這
逃げ温水(ぬるみず)の塒出(とやで)
蝉羽の耳響きの中
濡れる地面と水溜りが臭い
笠木に腰下ろし
申月の槍
朝の街見下ろす
忌み看過の天泣に感謝しない
遠くでガイラルディアが
天使の
セピアの塔が
瓦礫と篠突く雨
五十音の空白の
綴った
笹団扇のハーダンガーで覆う顔に
死化粧は
目を閉じる
邯鄲 霧這 @Sachi8hyA9sya7
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