第8話 絶対絶命と真逆の力。そしてエネルギー
日本は特別な国と言われます。調和の国、和の国とも呼ばれます。
精神性も高く、言葉で国を創ったという、絶対音感を備えた、言霊の国です。
霊の元ひのもとと呼ばれるのには、理由がありました。
1ヒの元となるのは0レイであり、その性質の違う1と0が合わさる10とは、完全に調和した数字の事だったのです。
日本は和の国と呼ばれる。
はじまりと終わりの国
霊(ヒ、火、一)の元である。
0は輪ワっかでもあり、円で縁。
0(ゼロ)という無の中、輪の中に生まれた自分。
これが火であり、ヒ、一、1となる。
0という縁(エン、円)、輪(ワ、和)の中にいる自分。
アである中身のわたしと、ワである囲い、輪っかのあなた。
人と縁エン、円、輪、和、ワの中で、ア、在れ、自分という中心の軸がぶれなくなった時に円は回り、龍という回転エネルギーが生まれる。
人間の根源が、真逆の違いによる摩擦、衝突、凝縮、回転などのエネルギーだとすれば、そのエネルギーの形を現したものが言霊であり、わかりやすくデジタル化したものが数字と言える。
エネルギーそのものが龍なのである。
流れは流りゅうとなり、
大地から出る様は隆りゅうとなる。
留まれば留りゅうとなり、
形になれば、粒りゅうにもなる。
その無限のエネルギーを纏めるのがワ、和という客体、物質であり、肉体であり、囲いであり、圧力だとすれば、
ワという客体との差の中で知るアという自分は、
同時に真逆も存在し、補完して完全体を成す。
アとワの関わりの中で、自分軸が出来あがり、
『自分はどうしたいのか』を選ぶ(エらぶ)事ができる。
どうすべし、しなければ、しないと、という、多数を構成する客体に流されがちになるが、ワ、和わを基調とするのか、ア、在あれ、自分を基調とするのかの違いであって、軸がどちら寄りにあるのかによって、見える景色は違う。
アという、主体に寄って見れば、和ワが主体性が無いように見える。
ワという客体に寄って見れば、在る(ア)は自分勝手に見える。
アとワの関わりの中で見えてくる自分軸。
自分の幸せに続く道しるべ。
それは自分が
『どうしたいのか』という事、本当の姿、本来の姿を思い出す事である。
常に存在する真逆とのコントラストにより、自分を知る。
絶対絶命。すべてを失い、絶望であるのなら、
必ず真逆が存在する。
それは、
『これより絶望は無い、前に進むしか無い』
という推進力。
『絶対絶命の状態から這い上がる』という経験。
『絶対絶命の状態から這い上がる』時に得る感動。
どれもどれも、絶望の状態を受け入れた瞬間に、色濃く浮き上がるものである。
これから起こるとされる、経済崩壊、社会の変革、世の中の激変も、絶望も、受け入れた時から、真逆の再生、創造、希望が始まる。
真逆の存在を知り、受け入れる。
567とは56で真逆を知り、7ですべての方向を見る目、核となる。
まさに『真逆の存在を知り、受け入れる』
今、起きている事を現しているかのように。
例えば、ウイルスを例に挙げてみる。
ウイルスに関して言えば、ウイルスが病気の原因だという、細菌学の祖、パスツールの細菌理論が主流であるが、パスツールは後に、自身の細菌理論を否定している。
真逆の対となる、フランスの医師、アントワーヌ・べシャンの細胞理論は、体の状態がすべてで、ウイルスや細菌は病気の結果として出てくるもの。ウイルスとは、エクソソームという細胞間物質であり、細菌とは、マクロファージ、免疫細胞そのものであると。
詳しくは作者の過去の記事(INYOU jornalにて掲載)を参照して欲しい。
https://macrobiotic-daisuki.jp/virus-exosome-265962.html?fbclid=IwAR2sOCh0oV0PqTqd5Q6rlInlPz0Irbc4K-dRM8olxYVYYBN0N9P_4CC_P6A&mibextid=3TDGwZ&fs=e&s=cl
そもそも病気を悪い事として、治すという考えは、半分であり、病気は良いもので、体の状態を知る大切なメッセージである。という真逆も同時に存在する。
そうすると、現在の病気と言われるもののほとんどが、薬や注射、手術や検査など、病気を悪いものとして、一方からのみ捉えた事によるものであるという一面も見えてくる。
つまり常に真逆が存在し、どのように選ぶかは、主体であるあなたに委ねられている。
真逆を選択する、両方とも選択する、両方とも選ばない。
などなど、選択肢は無数に存在する。
だからこそ、絶望することも、自信を失う事もないのである。そして常に真逆も知って欲しい。
必ず道は開ける。
終わりの国、数字10の持つ意味は受精卵のようなもの。
精子であるヒ、1と、卵子である9を足すと10になる。
真逆の性質を持つ、火と水が組んだ調和の国。
そこにあったのは、主体も客体もなく、溶け込むような、やわらかなトキか流れる、和(わ)のコトであった。
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