博士の手記

@SINTARO1994

博士の手記


~拝啓~

~この手紙をだれか読んでいるということは~

~私はもうこの世に居ないでしょう~

~これは私なりの遺書です~

~社会不適合者には、生きづらい世界~

~サッサと、オサラバすることにしました~

~なるべく苦しまないように、と思いましたが~

~痛みは感じますが、飛び降りて死ぬのが良いのかなと~

~自己解決致しました~

~関わり持った人には、辛い出来事かもしれません~

~諦めてください~

~関わり持った人は~

~死にたがりが本当に死に、この世から早くオサラバしただけだと~

~踏ん切りつけてください~

~それに興味はあるのですよ~

~死んだ後の世界はどうなっているのか~

~自分が感じてた触覚や嗅覚~

~瞼を閉じてる感覚や、肌で感じる空気の感覚~

~死んだ後では、どういう風に感じれるのか~

~それとも、そもそも感じる事は出来ないのか~

~イヤイヤ、そんなに悲しまないでくださいよー~

~私はね、私なりに結論を出したのです~

~生きる可能性を見つけようとしましたよ~

~ですがね、私自身がね、生きようという答えに~

~・・・手を伸ばそうとしないのですよ~

~だから私は、ここでゴールを設定したのです~

~”死”という結末を選んだのです~

~遅かれ早かれ、生物は死ぬのですから~

~おや、そろそろ時間ですね~

~私なりに決めた時間ですが~

~もうすぐ日付が変わりますので~

~それに合わせて、死ぬことにしてるんです~

~では、助手よ~

~先に逝ってますね~


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

博士の手記 @SINTARO1994

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る