第二章
・
年齢:二十四歳
市内の企業に勤めるOLで、ストーカー行為を受けていると警察署に相談にきた女性。毎日のようにラブレターやプレゼントを贈られており、それらが明善の世界のものとは異なることから、異犯対が相談になることに。
かなりおっとしりとした性格で、ストーカーから送られてきたプレゼントにときめくなど、危機感が希薄。彼女が住んでいるアパートも防犯意識が皆無であり、明善は女性が一人暮らしする部屋じゃないと感想を抱いた。
ストーカーである異世界人、エリトから告白されるが、価値観の違いを理由に断った。
・エリト・マ・ユグオン
ヴェスタという異世界に住む若者。
自宅近くの山で山菜取りをしていると、偶然自然発生したゲートを通ってしまい、明善達の世界に迷い込んだ。ゲートを通った先は山中であり、その場からあまり動かず周囲を探せばゲートを見つけることができた。だが、見知らぬ異世界に来たと動揺し、山から出て街の中で迷ってしまう。帰る術が分からず途方に暮れていると、そこに偶然由香里が通りかかる。ヴェスタには翻訳の技術がなく、当時は由香里と言葉によるコミュニケーションが出来なかった。だが、なんとか身振り手振りや絵で伝えることができ、自分が通ってきたゲートが存在する山に戻ることができた。ちなみにこの時点では悪意なく偶然ゲートを通ったので、日本の異世界不法渡航罪には該当しない。
ゲートを潜って自分の世界に帰ることができ、いつもの生活に戻るが、由香里のことばかりを常に考えてしまう。そして、自分が由香里に恋をしていると気づき、もう一度だけと彼女に会いに行くことを決意。ゲートを潜り彼女の姿を探していると、出勤しようとしているスーツ姿の由香里と、住んでいるアパートを発見。一度姿を見たらこの恋を諦めると考えていたエリトだが、諦めることができず彼女を振り向かせるという考えに変わる。ヴェスタでは異性に対するアプローチとして贈り物をする習慣があり、それに則って由香里に贈り物をするように。
ある日、明善達の世界に行こうとゲートに向かっていた途中、ヤタガラス商会のレーネに声をかけられる。レーネからはプレゼントの購入やラブレターの代筆を提案され、以降ヤタガラス商会と取引を行うように。
由香里のアパート近くにある農機具用保管用の掘立て小屋で由香里の様子を伺っていたが、つい居眠りをしてしまう。小屋の持ち主から不審者がいると相談された明善が小屋に入り、そこで明善に発見される。署に連行される前に明善達にもう一度だけ由香里に会いたいと懇願。その願いが通り、由香里に告白するもあっけなく撃沈。
その後、異世界不法渡航罪や異世界の品を許可なく持ち込んだなど複数の罪で立件され、ヴェスタに強制送還された。
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