「ドアを開ける短いゲーム」
私は普段ほとんどゲームをしません。
というのも、めちゃめちゃハマってしまう性格だからです。
今年の春頃まで「プロジェクトセカイ」っていう音ゲーやってたんですが、あまりにハマりすぎて普通に成績落ちたんで消したくらい。
多分過集中型の性格なんですよね。
二つの物事を並行してできない……本当に要領の悪い身体だぜ。
んでそんなゲームに向いてない私ですが、この三連休で一つ「ドアを開ける短いゲーム」というスマホゲームをプレイしてました。
理由は簡単。中間テストと英検が終わったからですドヤァ
その名の通り、そのゲームはとにかく短い。
多分はやい人なら三時間くらいで最後までクリアできちゃうんじゃないかな?
私は日曜の午後に初めて、睡眠を挟んで月曜の朝に完走しました。
内容としては、広いフィールドの上にドアがあって、それを開けるとステージクリア、ドアの先の次のステージへ、と続いていくゲームです。
ドアを開けるには鍵とコイン(通行料)が必要で、それらは全てフィールドの上で集めてからドアへ向かいます。
後半になるにつれてフィールドが広くなり、しかも迷路みたくなってくるから面白い。せっかく鍵をゲットして扉へ向かっても、その鍵と鍵穴が合わなくてまた探し直し、みたいなことも。通行料もどんどん高くなります。
男の子を操作してドアを潜って行きますが、ゲームの後半、どうしてその男の子がドアを探しているのかが明かされるストーリー性もあって、とにかく面白いゲームでした。
あとね、グラフィックがちょー綺麗。
そのドアごとに世界観が違うんですけど、音楽も相まって臨場感半端なかったです。
それと、フィールドの上を歩く途中で村人(?)と話すことができるんですけど、なんかいちいち人生の格言みたいなこと言ってくるんですよ。
「人生には遠回りも必要だ」とか
「みんなが並んでるドアが本当に価値のあるものだとは限らない」とか。
んで私、気づいたんです。
ああ、このゲームは人生を表しているんだと!!(どうした)
・ドアは目標。それに向かってコツコツ努力をする。
・たまに方法(鍵)を間違えることもあるし、死ぬほど遠回りをしてたどり着くこともある。
・一人で試行錯誤してドアにたどり着くのもいいが、村人と話すことで早く着くヒントを貰えることもある。=困った時には人を頼れ
・自分で道を作らないとドアに辿り着けないことがある。
・コイン不足のせいで二択を迫られる時がある
(コインが沢山あれば両方のドア開けられるのに……)
すげぇ深いゲームに手をだしてしまったぜという感じ。
でもめちゃくちゃオススメです。
どんなにハマっても半日あれば終わるし、暇なホリデーには持ってこいです。
なんか生きる勇気を貰えます。
ゲームを最後まで完走すると、ゲームの最初の画面にドアが並べられて、どこからでも好きなだけ繰り返し遊ぶことができます。
いや名残惜しいすけどね。
ちょうど主人公の男の子に愛着湧いてきちゃったところだし。
でも「人生」にリプレイはないから……
私はそっとアプリを長押しして消しました。
ありがとう。
この短い出会いに感謝。
《完》
どんなテンションだよ……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます