Fall

野の花

① 秘密

僕の家には「秘密」がある

いやたぶん、どこの家にも

秘密のひとつやふたつはあるだろう

だけど、僕の家のソレは本当に驚くべきものなんだ


初めてソレを発見したのは実は僕じゃない

上村時雄・・彼が第一発見者

時雄はゆうなれば僕の親友、そして幼馴染

小中とずっと一緒で家も近い


同い年だというのに僕より5センチ背が高く

体格もガッチリしている・・

どこから見ても

ドラエモンのジャイアンなのだが

性格はジャイアンとは正反対で臆病 ケンカも弱い

そして僕と違って・・頭が良い!

ただし、運動が苦手・・そこも僕と違う


そんな時雄が昨日の 放課後 声をかけてきた

夏休み直前のテスト期間中・・


「領(りょう)、今日、おまえんち行くわ

一緒に勉強しようぜ」

「おぉ!明日、数学だし・・教えてくれよな!」


あっ、ここで領というのは僕のこと

紹介が遅れました

僕の名前は・・柏木領(かしわぎりょう)

中学2年生 見た目は・・そうだな・・

どちらかというと・・ドラエモンののび太・・かな?

メガネをかけた普通の中学生・・

顔も・・それほど悪いわけではない・・(だがいいわけでもない・・)

・・勉強は苦手・・スポーツは得意!

どこにでもいる一般的な中学生男子!(たぶん)


こんな流れで時雄が昨日、家にやってきた

元々近所なので・・それは今に始まったことではない


僕ん家は・・両親が共働きで・・帰りが遅い

3つ違いの姉ちゃんがいるけれど

最近、高校の体操部に入ったとかで

今はそれに夢中で・・こっちも帰りが遅い


~~ということで・・家の中は静かである

近所でも大きい部類に入ると思うこの家の造り・・

そうは言っても一般庶民なので・・たいしたことないかも?


時刻はちょうど午後4時 部屋には

オレンジの西陽がゆっくりと広がり始めていた

風のない夕方・・締め切った窓

小さなクーラーだけが僕らの暑さをしのいでくれている


中学生・・しかも・・男・・ふたり・・

まともに勉強なんかするはずもなく・・

たわいない学校の話・・好きなアイドルの話・・ゲームの話

お菓子とジュースに手を伸ばしながら・・

時雄と僕は・・いつものように笑いあった・・

頭の片隅に

「勉強」という文字を浮かべながら・・


(続く)



(筆者感想)

初めて小説もどきに着手してるわけなんですが

意外と・・楽しいです・・ハイ・・♪

でもやっぱり・・よくわかりませんが・・

なんとか最後まで書いてみます

作詞と小説って何か共有部分あるのかな??

ちょっとそこも探りたいです^^

またよかったら読みにきてくださいw


















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