スケーターズ・オン・ザ・エッジ（上）

第0話 はじめまして

当ページを開いてくださり、誠にありがとうございます。

作者の小泉藍と申します。

スケーターズ・ハイ（ＳＨ）を既にお読みくださっている方には心よりの感謝を。

始めてこの作者の作品に触れるという方には、心よりの感謝とともにご挨拶を申し上げます。

本作スケーターズ・オン・ザ・エッジ（ＳＯＥ）の概要に関しましてはＳＨ（上）の第０話である程度触れていますが、これはトリノ五輪までの時期を題材にして、２００７年ごろに完成した物語です。

世界はＳＨと同一で、共通キャラクターも多く補完し合う関係です。

自費出版という形で一度世に出し、一定数の読者の方に評価をいただけたのですが、このたび改めて加筆修正のうえウェブ公開の形をとらせていただくことになりました。

加筆修正に関しましてあらかじめ説明しておきますと、一部のキャラクターの名前が変わっています。

最大の変更点は、主人公のコーチの名前が廉（れん）から廉士（たかし）に変わったこと。

主人公が伶里（れいり）なのにコーチもレンなのはちょっとね……他にもレオとかレムとか似たような名前のキャラが多いし……という程度の理由なのですが、私個人としてはこの新しい名前の響きは結構気に入っております。

他にも数名、端役ポジションで名前が変わったキャラクターがいますが深い意味はありません。

そういう事務的な変更とは別に、セリフ回しを変えたり掘り下げをしたりして、キャラの印象が違うようになっていると思える個所もありますが、作者としては大筋での変化はないつもりです。

ＳＨが「ますらおぶり」の世界なら、このＳＯＥは「たおやめぶり」の世界。

しかし部分によっては、ＳＨよりも苦いものを含んでいる。

そんな世界です。

予断を与えかねない説明はここまでにして、とにかくお読みいただき、そして楽しみと、なんらかの読後感を抱いて頂ければ書き手としてこれ以上の幸せはありません。

それでは、よろしくお願いいたします。