百舌鳥(もず)

たかなきの もずをきくともなし日々に 山はいそぎ さうぞきたるかな



(秋の初め、飛来した百舌鳥が激しく縄張り争いをする高鳴きを聞くともなしに聞いて過ごす日々に、山は急いで秋装束を整えているようです)


-----

 この時期、一つ上の先輩であり、新米ママだった友人が闘病の末亡くなったことを恩師から聞かされてはや幾年になるか……。私の気持ちは楽しい学生時代の思い出の中に置いて来たまま、季節だけは急ぎ足で移ろっていくように感じるのです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る