メジロ 二首

ふる屋にて 寒の過ぎるを 待ち侘びる 木守きもりの柿を みしメジロと



(築年数を経た古屋、そこに実を数個結んだまま立ち尽くす柿の木。その実に踏ん張り、必死に啄んで食べているメジロ。彼らと共に、私も寒の時期が過ぎるのを待ち侘びています)



今はまだ もだをるこずゑ ひさかたの 雲井くもいにつぼむ メジロの子らよ



(今はまだ推し黙ったまま、蕾も固い雲井(梅の品種)の梢に、小さなメジロの子らが寄り集まって蕾んでいます)

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