　そうこうするうちに8月27日。

　初めて呼び出しを受けた。店長に電話でだ。

　いつもの通り筋トレの映像を見ながら

　体を絞っていたらから電話に驚いた。

『話したいことがあるから明日の13時にこれるかな』

「はい。土曜なのでなんとかいけます」

『では失礼しますね』

　ピッとあっけなく電話は切れる。

　これで忙しくなるのも知れない。

　できるだけ体を作っておこう。

「ストーカーとか来ないだろうな」

一部熱狂的なファンがいるらしく盗撮まがいの画像が出てきた。

目の焦点がカメラに向いていない。接客中の盗撮のようだ。店外で極限までズームしたようだから画像は粗い。

背筋が凍ったことは言うまでもない。

急いでSNSを確認した。

鍵垢、非表示、削除。

いろいろな手段を使って表に出てこないようにした。

これで安心なはずだ。

「だれかが売らない限りは」

信用している人しか連絡先を好感していないから大丈夫なはずだ。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい