藍鉄の劫火

葉坂吏斐人

プロローグ

私は.....今まで何をしていたというのだろうか.....なんのために.....ここまできたというのだろうか.....


ふと.....焦土と化した.....この世でもっとも美しい.....いや.....かつてこの世でもっとも美しかった.....私が生まれ育ち......たくさんの縁で結ばれた仲間と.....絆を育んだ.....この.....帝󠄁都、別名.....龍皇の京.....を断崖から.....なにかに取り憑かれたように.....


ただ.....


眼下に見下ろし.....


立ち尽くすことしかできなかった.....



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