「氷が降ってる!」

「え? 雹?」

 違う違う、と手を引かれてベランダに出る。

「え? 雪?」

 とめどなく降ってくるふわふわの塊を手で受け止めると、かき氷だった。

 私は大きなサラダボウルに氷をためて、彼はシロップを買いに出かけた。

「何色がいい?」

「青!」

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