道へ続く

ももいくれあ

第1話

きっといつか、行ける場所がある。

それは変わらず、迎え入れてくれる。

限りなく透明に。

限りなく不透明な。

雲の切間のような、海の模様のような、宇宙の縞々のような、

そこには何があるのだろうか。

冷たい空気が横切った。

頬を微かに触れていった。

その感覚、その感触だけは確かだった。

忘れない。

ずっと。

いつか、逢いにいくまでは。

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道へ続く ももいくれあ @Kureamomoi

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