(10)
走った。走った。走りまくった。
途中でパトカーに追われて、銃撃も受けたけど、今のあたしの体は銃弾も通さず、パトカーとぶつかっても壊れるのはパトカーの方だ。
更に、途中で1回巨大化。
適当に暴れてるフリをしろ、とスーちゃんに言われてその通りにしたら……。
「な……なんだよ、あれ?」
空に飛行機雲みたいなモノが現われ……あぁ、多分、あれが、さっき、ゴ○ラの頭が有るビルを爆破したんだ。
「ミサイルやけど……はい、サイズ最小」
ひょっとしたら……あのミサイルは、あたしを狙ってるのかも知れない。
だとすると……。
ゴ○ラぐらいの大きさのモノを狙ったけど、そのゴ○ラには、一瞬で軽トラぐらいの大きさまで、体を小さくする能力が有った。
その場合……何が起きるか?
当然、ミサイルは外れる。
そして……。
巨大怪獣を倒す為に放たれた……かも知れないミサイルのせいで……巨大怪獣とは何の関係も無いビルが炎に包まれ、何の関係も無い何の罪もない人達が次々と……。
あああ……うわああ……。
「はい、こっちや。死にたくないなら、付いてこんね」
「もう、やだあああああッ‼」
「憲法改正に反対するのは非国民ですッ‼ あの怪獣ばかりではないッ‼ いつ何時、どこの国が、我が国をミサイルで攻撃するか知れたモノではありません‼……って、えっ⁉」
気付いた時には、大き目の神社らしき場所。
その前で、黒い街宣車で演説をしてる人達が居て……。
「はい、巨大化」
「うわああああ……」
数分後、その神社も赤く燃え上がり……。
「どっから飛んで来てんだよ、このミサイル⁉」
「
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