クリアしないと滅亡する系のゲームに異世界転移

@pmrion

第1話 転移初日

最近はまっているゲームの電源をつけた。死んで覚えるゲーム性とハクスラが楽しく何度も繰り返しやっていた。オープニングらへんでクラっとめまいが突然おこった。治って、ふと辺りを辺りを見渡すとゲームの中でよくみた風景。気付いたらファンタジーの住人で賑わう道の中に俺はいた。

「まじか.......」

少し現実逃避し、たたづんだあと、頬をつねってみる。

痛い。どうやら夢ではないらしい。それに立ち止まりながら謎な事したから通行人から変な目で見られてる。

とりあえず適当に歩きながら持ち物を確認すると、さっきまで着ていたジャージから変わっていて、ゲームの初期装備の革の鎧と短剣。ポーチの中には少し金と回復ポーション。ゲームといっしょだ。

よりによって鬼畜難易度のゲームの中に入ってしまったみたいだ。


深くため息つくととりあえずゲームの記憶をたどりに宿に行くことにした。町並みに見とれながら歩く。

すれちがう人は皆武装してたり、魔法使い格好してたりする。ゲームの中の一番最初の町。探索者よって発展したらしい町だったはずだ。


俺は宿に着き、部屋をかりた。ベッドに寝っ転がった。

「これからどしよ.......帰りてぇぇ」

ベッドの上でじたばたする。

(なんでよりによってこのゲームの中だよ)

なんとこのゲームクリアしないと世界滅亡する系のゲームなのだ。

今後の事を考える。世界滅亡はまだまだ先だろう。というか今は考えたくない。

残金を考えるとこのまま宿に止まれて一週程度だろう。なくなるまでになんとか金を稼がないといけない。どっかに雇ってもらうか?いや身知らずの自分をいきなり雇ってくれる所なんてあるわけないだろう。この町で生きていくには魔物と切ったばったする探索者になるしかないだろう。

俺にできるかな......

そんな運動得意ではな自分。だけも体力のあるうちに早めに行動しないとの垂れ死ぬしかない。やるしかないだろう。



とりま少し休んだあとテンプレなギルド登録をすませいよいよ町を出る。

門番に話しかけられた。

「ぼうす、お前一人か?」

すわなんかやらかしたかと驚くが違うらしい

「そうっす」

「見たとこ初めてだろ仲間作ってからやったほうがいいぞ」

親切に心配して忠告してくれたらしい。

なんかいい人だ

「それは分かってますけど...... なかなか難しくて」

パーティー募集してる人達がまあまあいたが全く常識の違う相手に自分から話しかけるのも怖くてできなかった。なのでとりあえず1人でやってみることにしたのだ。

「そうか、まっがんばりな。死ぬなよ」


探索者の行き交う街道を歩き目的の場所についた。目の前には深い霧が立ち込めてる。ゲームの中では秘境という名で呼ばれていた。                     

あきらかにヤバそうな雰囲気がしてる。

そこは空間が歪んでるらしい。

手をつないだ一組のパーティーが深域に入っていった。

体の一部を接触してないと違う場所に飛ばされるらしいのはゲームの中でも聞いたことがある。

自分は一人だから気にしなくていいけど。

探索者できなかったらの垂れ死ぬだけだ行くしかない。覚悟決めて一歩踏み入れた。


辺りは少し開けた草原だった。

少し離れたところに一匹の魔物がうろついていた。角のある小鬼みたいな生物だ。

ゴブリンだ。

恐怖心を押さえながら短剣を構え近づいていく。目と目が合う。殺意に満ちた目だ

息が荒くなる。

(こっわ)

やっぱギルドで話しかけて仲間に入れてもらえばよかった。ゲーム脳で簡単に考えすぎてた。後悔してる。

ゴブリンがこっちに走り出す。

しゃーないから覚悟を決めて戦う。

そしたら目の前には首から血を吹き出すゴブリンがいた。

「あれ?」

魔物が死んでいた。やったのは簡単、かみつき攻撃避けて首を短剣で裂いただけ。

だけどあきらかに今までの自分のできる動きじゃなかったと思う。なんか補正かかってる気がする。ゲームじゃスキル性で何か倒したり修練したりすると数字が上がって行く形式だった。もしかしたらこれが体術と短剣スキル1の近くのかもしない。

まあなんとかなりそうでよかった。

ゴブリンの死体に近づく。

「うーむ」

ぐろい。自分でやったけど血がどぱどぱ出てる。ゴブリンは角に魔力を貯めておりが高く売れるらしいと受付のおっちゃんに聞いた。

ゲームじゃドロップしてたけどそんなふうにはなってないみたいだ。

吐き気を抑えながら、死体の頭にある角を短剣で剥ぎ取った。

角はかすかに青く透明でゴブリンについてたと思わないほど宝石みたいで綺麗だった。

ポーチに入れる。

初めてだったけど思ってたより戦闘が楽だったから体力はまだまだ残ってる。

「よし」

もうちょい狩る事にした。そこら辺徘徊しながらゴブリンを殺して回った。たまに複数のゴブリンがいたがさすがに避けて一匹だけなの狙って狩っていく。


ゴブリンの首がポンっと飛んだ

おお.......

いきなりなんか補正が強くなった。

スキルが1上がったのかもしれない。ゲームといっしょで戦闘したりすると上がるみたいだ。この日は自分が強くなっていくのが楽しくなって疲れるまで狩りを続けて終わった。

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