第13話 あまり語ることのない第4話と5話。

 第4話のお話。

 霊峰富士は1億2千万人の心を惹きつけてやまない心のふるさとです。

 他方のオレゴン富士の異名もあるマウントフッド は、オレゴン民の心のふるさとには違いないのですが、注目しているのはたかだか4百万人です。


 形はそっくり、周りに肩を並べる山のない単独峰、高さもたったの3百mしか変わりません。(マウントフッド 3429m、富士山3776m)


 ですがその人気の差、実に30分の1。

 富士登山客が30分の1になったと想像してみてください。1万人のコンサートがたったの300人に。スッカスカですよ席。


 車で中腹に上がるにはせいぜい3台くらいで連なる程度、渋滞なし。駐車場もサクッと停められます。

 登山だってサックサク。スキーだってサックサクなんです。まるで穴場的観光地。本当にいいところなんですよ。


 コーラと発音してはこちらでは通じません。どうぞコークと呼んでください。

 コカ・コーラと書いてあるのにですよ。コーラでは通じません。不思議ですね?

 自動車メーカーのホンダは『ハンダ』でないと通じませんし、マクロスは『ロボテック』です。そういうものだとするより他ありません。


 ドクターペッパーが充実しているのには驚きました。お店には必ず置いてありますし、なんならファストフード店の品ぞろえにも。いやあ、良い環境でした。

 めちゃくちゃ種類があるんです。たぶん10種は飲んだんじゃないですかねえ。ダイエット製品は常に対で商品展開されていて。最高でした。




 次いで第5話を語りましょう。

 と申しましても、移動遊園地に関してはほぼ全力で中に書き込みました。特に補足する部分なし。

 あとは井戸に使う手漕ぎポンプでアヒルの人形を水流で押すレースくらい。劇中のふたりはそれも楽しんだはずです。


 気球はいいですよ、実際に乗れますからね。あまり大きな音もなく宙に舞い上がるのはいいものです。

 飛行船なんかもいいですよねぇ。……前作ではそれで敵陣深くに斬りこんで行きましたが。


 主人公は最初、ただ父親のようにヒロインを見つめて終わるつもりでした。

 想像してみて。


「枯れてるなこの高校生は」


 それでやっぱり一緒に遊ばせることにしました。ある程度書いたあとでしたので途中から。




 そもそもは、これらネタはエッセイにて発表する予定でした。ですが面白おかしく書くことの難しいこと難しいこと。

 喋ればおちゃらけ係ウン十年のベテランですから、聞く人を笑わせるのには長けているつもりです。でも文章となるとそれが簡単にはできませんでした。

 説明しようとすればするほどモリモリ長くなるんです。喋れば数分のことが書けば何千字にも。難しいものですね文章とは。奥の深さを今さらながら痛感しています。




 今回のスローガンは『読まれなくても負けない、数字になんか影響されずに最後まで』です。ご丁寧に作品のタグにまでしました。初心を忘れないようにと思い記しました。


 どんな結果に終わろうともこれだけは貫こうという強い意志で臨みます。前作は絶対の自信の下に投稿を開始して、大ダメージをもらいましたからね。自身の評価と読者さんの反応はまるで異なると、3年目の、2作目でやっと知ったおれごんでございました。


 カクヨムではなんと、わずか4話で前作のブクマを上回りまして。喜んでいいやら悲しんでいいやら。そんなに悪かったですかねえシリアスな前作。

 まあ、どんぐりの高さを比べているのです。誤差です誤差。


 おっと、数字を気にしては。でも確認するのは問題ありません。影響を受けねば良いのです。

 ほおら案の定、しっかりと低空飛行で推移しています。めげず腐らず、最後まで走りきりましょう。

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