第24話 夢の神②

「僕は、神である」

またもや降臨、タカシ君は今日も神様です。

前回は願いの叶え方が分からなかったけど…今回は大丈夫かな?


「タカしん様ぁ!

どうか!

どうか我らの願いを叶えてくだされぇー!」

どこからか聞こえてくる声。

そして、遠くから走ってくるお爺さん。

今回は鷹の神様じゃ無いみたいですね。

「何を供物として差し出してくれるのだ?」

あれ、傲慢になってますね。

前回のような広い心はどこに行ったのでしょう。

「く、供物と言われましても…何も捧げれるようなものは…」

「ならば、消えろぉ!」

あ!

タカシ君が暴言を吐いてしまいました。

これはいけません。 


おや?ムクムクとお爺さんの姿が変わっていき、女の人になっていきますよ?

「…こらタカシ!

なにしてるの!」

「が、ま、ママ!?」

「人様にものを頼まれた時は何も見返りを求めちゃいけません!」

なんと!

おじいさんの正体はタカシ君のお母さんでした!

そこからお母さんの説教は三日三晩続いたと言われています…

ドンマイ!タカシ君!

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