第23話 夢の神①

「僕は、神である」

今日のタカシ君はなんと神様。

ついには人の範疇を超えてきました。

え?

魔王の時点で人間卒業してるって?

まぁ、その話はまた今度にして…

タカシ君の前には、タカシ君を信奉する信者達がいます。

鷹神たかがみ様、鷹神様。

どうか私の願いを叶えてください」

「鷹神様。

どうか私の願いも叶えてくださいまし」

「鷹神様」

「鷹神様」

なぜ鷹の神と書くのかは分かりません…

タカシ君はタカシ君ですから、鷹の神様なんかじゃありません。

「皆の願い、叶えてしんぜよう」

さすが神様。

信じるものの願いを叶えると高らかに宣言しました。

ですが…

「ところで、どうやって叶えればいいんだ?」

そんな能力があるかどうかは、別の様です。

頑張れ、タカシ君。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る