第20話 トップの重責と孤独を思う

ここ数日、僕が勤める事業所長と各セクションのリーダーが集うミーティングに出席する機会が多く、それにつけ、所長の重責と孤独を改めて感じる次第だ。


部下に多くの指導を施し、時には叱責も含める。

それを動じずに淡々と進める。

表情を歪める部下もいる。

苦々しく目元を細める部下もいる。

いろいろな社員がいる。

それでも前に進める所長。


組織をまとめ上げるって、

言葉では簡単でも

行動で実践するって

本当に覚悟と度胸がないとできないなってつくづく思う。


嫌われたり、避けられる上司は、どうなのかなと思った日々もある。

それでも、こうして改めて再考すると、

それが論理的である指示、行動判断なら、

部下こそ行動や態度を改めていくべきなんだなと、ふと思った。

一番上のトップは、一人だけ。

それがどれだけ孤独で、辛く険しいものか。

想像するだけで二等兵の今の自分は、手が震えそうになる。

そうした覚悟や責務を背負える人間に、私はなろう。

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