詩 世界が冷たくなり、皆が凍っていく
仲仁へび(旧:離久)
第1話
世界が冷たくなっていく
皆の体が凍り付いてく
けれど誰も気づいていない
氷の存在に気が付いていない
動けるからまだ凍ってないよと
誰も気づく事ができていない
氷をまとった者達は
その存在が分からないまま
毎日過ごしていく
そして気が付いた時には
氷の中に閉じ込められていて
身動きができなくなっていくのだ
誰かがその肌に触れれば分かるのに
温度が失われている事が分かるのに
自分一人では分からない
表面上に変わりはないから
ずっと
いつも
対処が遅れて
皆が皆 凍てついていく
氷の中に 閉じ込められていく
そうして世界が冷たくなっていく
「ストーリー」
氷結病は気が付かないうちに進行していく。
分かるのは体温。
誰かがその人のことを気遣う事ができれば、すぐにでもきづけるのに。
皆が皆、凍てついていった。
そうして氷だらけの世界は静かに冷たくなっていく。
詩 世界が冷たくなり、皆が凍っていく 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
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