詩 つるぎの贄は迷わない

仲仁へび(旧:離久)

第1話




「最後の悪を倒すために」


「この命を剣にして、滅ぼします」


 愛する人の為に


 皆の為に


 すすんで自ら贄になる


 後悔なんてない


 不安なんてない


 心配なんてない


 私の命は皆に受け継がれるから


 私の死で皆の幸せを作る事ができるなら


 それは これ以上ないくらいの喜び


「だからどうか悲しまないで」


「だからどうか涙しないで」


 私は幸せです


 貴方達の糧となれて幸せです


 だから不必要に悲しんで 私を不幸にしないでください


 だから不必要な程に苦しんで 自分を痛めつけないでください


 私はいつでもそばにいます


 そして 私はいつでも見守っています



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

詩 つるぎの贄は迷わない 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ