テンプレの多い世界で
酒ともやし
プロローグ
「一つだけ望む力を与えてやろうかの。
ただし、強すぎる力は与えられないがな」
俺は何もない白い空間で、
某宗教の白い教皇服にそっくりな服を着た、頭に毛はなくすごい毛量の髭を生やした。
いいもん食ってるんだろうなーと思うほどの体型のお爺さんにそう告げられた。
「一つですか?」
「ああ一つだけだじゃ」
「本当の本当に一つですか?」
「本当に一つだけじゃ、
希望がないならば力はは与えられんぞ」
「待ってください、
今全力で考えて答えを出します」
フル回転した俺の頭は、何故かこの状況に陥っているかの記憶を引き摺り出した。
確か今日は乙女ゲーム、
『瞳の中は煌めく』
を買いに行ったんだっけ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます