エンジェル・デイズ編
□~ボーナストラック・天使ちゃんはお掃除したい~□
//BGM 真夏の昼の音
//SE ベッド上で寝転がる際の布音(右側)
//SE ポテトチップスを食べる音(右側)
//ユウキ・右側近くで話します
「ひーまーのーひーまー
まーひーまーひーまー
ひーままーのまーのまー
(最後にポテチを食べる音)」
(なにその歌)
//ユウキ・右側近くで話します
「んぁ? これはねー
ひまの歌」
(そのまんまじゃん)
//ユウキ・右側近くで話します
「ひーひーまー (ポテチを食べる音)
ひらがなのひーとー
ひらがなのまーでー
ひーまーなーのでーす
(ポテチを食べる音)
いやポテチうんめぇ
やっぱ学生には濃い塩だよね」
(梅塩派かな)
//ユウキ・右側近くで話します
「あー? 梅塩ぉ?
こら戦争かな あん?
まさかあんたが梅塩派とは……
こりゃもう顔合わせらんないかなぁ」
(えっ!?)
//ユウキ・右側近くで話します
「いひひ うそうそ」
//BGM 虫の鳴き声が強くなる
//間10秒
//BGM 虫の鳴き声が弱くなる
//ユウキ・右側近くで話します
「この前さぁ」
(うん)
//ユウキ・右側近くで話します
「巷で有名なASMRってのをさぁ
聴いてみたんよ
いや~、あれ凄いんだねぇ」
(あんま聴いたことないなぁ)
//ユウキ・右側近くで話します
「そう? あれはねー
気持ちいいというより、
ゾクゾクするって感じかな~
なんていうか、可愛い女の子に
耳掻きしてもらうって、
男の子なら堪らないんだろうなって」
(そういうもんかな)
//ユウキ・右側近くで話します
「………(息芝居・嫉妬)
(もしASMRを彼が聞いたら心酔してしまうのではないかと心配になる)」
(? どうしたの?)
//ユウキ・右側近くで話します
「じゃあさ リアルASMRしよっか」
(リアル……なんだって?)
//ユウキ・右側近くで話します
「だから リアル、ASMR
あんたが他の女の声に惑わされないように
あたしの声の虜になってもらわなきゃって
つーわけで あたしが耳掻きする」
(それはASMRでもなんでもないんじゃ)
//ユウキ・右側近くで話します
「あー? こまけぇこたぁいいんだよぉ
で どっちなの
耳掻きをさせるのか させるのかっ!」
(拒否権がいらっしゃらない!?)
//ユウキ・右側近くで話します
「んじゃそういうことで
あ、そこの耳掻きセット取ってー
えーとね そこの棚の上のとこ」
//SE 男性が立ち上がる際の布音
//SE 男性が耳掻きセットを取る音
//SE 男性が耳掻きセットを渡す音
//ユウキ・正面近くで話します
「てんきゅー
んにゃほら ここ、(太股を叩く音)
頭のっけて」
(いいけど……ほんとにやるの?)
//ユウキ・正面近くで話します
「あたしはいつだってマジだよ
はーやーくー(体を揺らす際の布音)
ひーざーまーくーらー」
//SE 男性がベッドに乗る際の布音
//SE 男性がユウキの太股に頭を乗せる際の布音
//SE ユウキが男性の顔を覗き込む際の布音
//ユウキ 唇にキスをする音
//ユウキ・正面近くで話します
「ひざまくらチュー いひひ
じゃあね~ まずは顔をあっち向けて
右耳からやるよ~」
//SE 男性が頭を動かす音
(ところでさ誰かの耳掻きしたことあるの?)
//ユウキ・右側近くで話します
「んぇ? ないよそりゃ
誰かにするのは初めて
だいじょうぶだいじょうぶ
なんとかなる たぶん」
(シンプルにこわい……)
//ユウキ・右側近くで話します
「ほんとに大丈夫だって
まじでやるから
あんたのこと、
チョー気持ちよくしてあげるからっ」
(……わかった よろしく)
//ユウキ・右側近くで話します
「うんっ それじゃ、いくよ~
…………ここに……
ここ…………んー……
うりゃりゃりゃ」
//SE 勢いよく耳を擦る音 (右側)
(いたたたたっ)
//ユウキ・右側近くで話します
「あっ! ごめ、ごめんっ!
まじごめ、……だいじょぶ?」
(大丈夫……ただ、次はもっと優しく……)
//ユウキ・右側近くで話します
「うん おっけーおっけー
ほんとごめんね
わざとじゃない……ほんとに、
あんたに気持ちよくなってほしい
だけだから……頑張るから……」
(うん よろしく頼むよ)
//ユウキ・右側近くで話します
「いひひっ 任せて
次はもっと……優しく……
(優しく耳掻きを始める音)
そぉっと……優しく……
最初は手前の方から……
(浅い部分を優しく掃除する音)」
//BGV 耳掻きをするユウキの呼吸音
//間20秒 耳掻き/右 (浅)
//BGV 停止
//ユウキ・右耳元で話します
「どぉ? 気持ちいい?」
(うん すっごく)
//ユウキ・右側近くで話します
「……!(息芝居・喜び) よかったぁ!
……続けるね」
//BGV 耳掻きをするユウキの呼吸音
//間30秒 耳掻き/右 (浅)
//BGV 停止
//ユウキ・右耳元で話します
「奥……入れてくね
(耳掻き棒を奥へと入れていく音)」
//BGV 耳掻きをするユウキの呼吸音
//間15秒 耳掻き/右 (奥)
//BGV 停止
//ユウキ・右側近くで話します
「お、でっけーのあった」
//BGV 耳掻きをするユウキの呼吸音
//SE 大きな耳垢を取ろうとする音 (右)
//BGV 停止
//ユウキ・右側で話します
「お! とれたとれたぁ!
みてみて、おっきくない?」
(あれ、この前やったのに……
ありがとう 急にプロ並になったね)
//ユウキ・右側近くで話します
「えー? いひひ
確かにあたし、プロかも いひひ
まだまだいくよ~」
//BGV 耳掻きをするユウキの呼吸音
//間30秒 耳掻き/右 (奥)
//BGV 停止
//ユウキ・右側近くで話します
「おっけ あとは梵天で締めだね」
(梵天……?)
//ユウキ・右側近くで話します
「お掃除する方の反対についてる
羽毛のことだよ
これ嫌いなやつぁいないっしょー」
(あぁアレかー)
//ユウキ・右側近くで話します
「そそ じゃあいくよ?
……やさしく~そぉっと~
(梵天で掃除を始める音)」
(うん)
//BGV 耳掻きをするユウキの呼吸音
//間20秒 梵天で耳掻き/右
//BGV 停止
//ユウキ・右側近くで話します
「はい、右はおーしまいっ
どだった? きもちかった?」
(うん めちゃくちゃ上手かった)
//ユウキ・右側近くで話します
「いひひ (満面の笑顔) でしょ~
じゃ、次は左いってみよ~っ
あたしのお腹の方にかーおむーけて」
//SE 男性が頭の向きを変える音
//SE ユウキが男性の頭に抱きつく際の布音
//ユウキ・左耳元で話します
「これは膝枕ギュー
いひひっ(悪戯な笑顔)
準備はいい? いくよ~」
//BGV 耳掻きをするユウキの呼吸音
//間30秒/左 (浅)
//BGV 停止
//ユウキ・左側近くで話します
「今度は奥ね~」
//BGV 耳掻きをするユウキの呼吸音
//間20秒/左 (奥)
//BGV 停止
//ユウキ・左側近くで話します
「昔ね お母さんがよく
耳掻きしてくれたんだ
それがとってもきもちくってさ
むっちゃ楽しみだったの覚えてる……
今はもうしてもらえないけど
(少し笑いながら)」
//ユウキ・左側近くで話します
「だからね もしあたしがいつか
お母さんになったら
子供にも耳掻きしてあげたいなって」
(そっか……その子供は幸せだね)
//ユウキ・左側近くで話します
「そうかぁ?」
(うん だってユウキ
めっちゃ上手いもん)
//ユウキ・左側近くで話します
「……(息芝居・照れ)
褒めても輪っかはやんねーぞ」
(いや別にいらないけど……)
//ユウキ・左側近くで話します
「ま、つーわけで
あんたは練習台ってわけだ
毎週金曜から今日みたくあたしの家で
やるから、予定空けといてね」
(いいけど、また随分と唐突だね)
//ユウキ・左側近くで話します
「うむ 人生は唐突と衝突と追突の
連続だからね」
(唐突はともかく残り二つはなかなか
ないんじゃないかな……)
//ユウキ・左側近くで話します
「いひひ はい、耳掻きに戻るよー」
//BGV 耳掻きをするユウキの呼吸音
//間30秒 耳掻き/左 (奥)
//BGV 停止
//ユウキ・左側近くで話します
「うし 最後は梵天ね」
//BGV 耳掻きをするユウキの呼吸音
//間25秒 梵天で耳掻き/左
//BGV 停止
//ユウキ・左側近くで話します
「はい、おしまーい! お疲れ様」
(今日はありがとう ほんとに気持ちよかった)
//ユウキ・左側近くで話します
「いひひ 礼には及ばないよ、少年
だがしかし金は取る」
(いくら?)
//ユウキ・右側近くで話します
「んーー、なな……ひゃくまんえん?」
(天使なのにぼったくりとは……)
//ユウキ・右側近くで話します
「じょーだんの助だよちみぃ
でもそっか……
あたし、耳掻きの才能あったんだ……」
(新しい発見だね)
//ユウキ・右側近くで話します
「うん! お母さんと同じみたいで……
すっごくうれしい
付き合ってくれてありがとね」
(気にしないで)
//ユウキ・右側近くで話します
「…………あと、さ
今日、夜ひま?」
(うん? 暇だけど)
//ユウキ・右側近くで話します
「そう? …………それならさ
今日、親帰ってこない日なんだけど……
あ……別に変な意味とかじゃ、なくてね
…………その なんというか
……う うち、泊まって、かない?」
//フェードアウト
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます