廃墟で遊ぶと、戻れない。
花沢祐介
はじまり
大学生七名のグループが、とあるホテルへ泊まりに来ていた。
そのホテルには廃墟となった別館があり、不穏な噂のある曰く付きの場所であった。
「その廃墟で遊ぶと、戻ってこられないんだって」
彼らは軽い気持ちで立入禁止のロープをくぐり、肝試しへ向かった。
途中で
そして、三階の宴会場跡。
持ってきたビールの缶を開け、輪になって乾杯しようとしたその時――。
仲間の姿をした何かが彼らに襲いかかった。
パニックに陥った彼らは逃げ惑い、そして散り散りになっていった。
その数時間後、一台の携帯電話の音が鳴り響く……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます