Draidzuri Nue-sturia ――唯一神の使徒、千年後に生き返る
ガーレ
むかしばなし
むかしむかしのおはなし
たいりくのきたのおおきなしまにくらすひとびとは、うたったりおどったり、とてもたのしくくらしていました。
しかし、あるひとつぜん、たいりくからまおうとたくさんのあくまたちがきたのしまにせめてきたのです。
たのしくくらしていたひとびとはたたかったことがありません。まおうたちにかなわず、すぐにこうさんしてしまいました。
まけてしまったしまのひとびとはまおうやあくまのどれいにされ、ひどいあつかいをうけるひびがつづきました。
それをうれいたよにんのかみさまが、ついにちじょうにおりたちます。
かれらはあくまにつかわれているひとりのせいねんにといかけました。
「つらくないですか」
せいねんはおこってかえします。
「つらくないわけがないでしょう」
よにんのかみさまはかれとなかまたちにちからをあたえました。
すべてをもやすほのおのちから。
すべてをなぐかぜのちから。
すべてをうるおすみずのちから。
すべてをこわすはがねのちから。
ちからをさずかったせいねんとなかまたちは、まおうとあくまたちにはんらんをおこしました。
ほのおがあくまたちをやき、かぜはあくまたちをふきとばし、みずはあくまたちをおぼれさせ、はがねはあくまたちをたたきのめしました。
これにはたまらず、まおうとあくまたちはすぐにしまからでていってしまいました。
まおうとあくまたちをおいだしたせいねんたちは、しまのみんなからしゅくふくされました。
やがてかれらはおうとなり、きぞくとなり、しまをおさめるおうこくがたんじょうしたのでした。
めでたしめでたし。
アグロンド王国建国物語(
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