ピンピカピンにさりげなく?


 その背中を見た途端、私は固まった。何もそれが電光掲示板のごときLEDリュックだったからではない。いや嘘だ、要因の一つではある。

「あ、もう気づいた? へへ……」

 私宛の告白文を背負ってモジモジするな、直接言え。違う、直接言われても無理。

 動けない私を余所に、饒舌な鞄は光り続けた。




【お題:電光掲示板】

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