昨日会きのうあったへんなおねえさんにシェアハウスのなかまれた。

 いまはリビングみたいなところにあるソファーにすわらせられている。

 へんなおねえさんのってたことによると、「まずは自己紹介じこしょうかいってことでみんなんでくるからここですわってってて~。」とのことだ。

 完全かんぜんいきおいいにまれてしまって、かれこれ15ふんぐらいっている。

 このままだとおいてけぼりなままだが、大丈夫だいじょうぶなのか?本当ほんとうに。


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「おったせ~」

 へんなおねえさんが、いや~、おまたせおまたせ~、といってかえっってきた。このひとたせしかってない。おかしくなったか?まぁ、最初さいしょっからへんだったけどな。

「さて、自己紹介じこしょうかいだー!!」

 ぐちみたいなところからひとがぞろぞろはいってきた。1、2、……4にんか。まあまあいるんだな。

「まずははじのひとから~。」

 どっちのはじだかからなかったけど、ゆびした方向ほうこうによると、ぼくから右側みぎがわひとのことらしい。

「……カレンです。」

 ふくはダボッとしてて、かみはモサッとしててながめ。

 全体的ぜんたいてきくらいな。おれうのもなんだけど。

「ん~?つぎはおれってことでいいのかな~?いいよな?おれは~、ヤヨイっていいま~す。おぼえてね~。」

 カレンさんとは対照的たいしょうてきあかるいかんじだ。ダボッとしたふくてるのはおなじだけど、こっちはみょうにキマッている。かっこいい。これがぞくうイケメンってやつ?はっ、もしかして、この間延まのびしたかんじのしゃべりかた相手あいてふところはいむイケメンの秘訣ひけつ

 勝手かって偏見へんけんだけどいいひとそう!

 おれって以外いがいとちょろいタイプなのかな。(今日きょう新発見しんはっけん)

「あ、つぎあたしか。和田わだくんはあたしのことってるっしょ。まぁ、一応言いちおういっとくけどスミレっていま~す。」

「は?……委員長いいんちょう?」

「なにスミレ、そんなのやってたの?初耳はつみみなんですけど。」

「あぁ、学級委員長がっきゅういいんちょうを……。学校がっこうでは超真面目ちょうまじめキャラなので。」

「メガネは!?」

「だて」

「はぁ!?意味いみわかんねー!あたまおかしくなったかも」

 どうやら委員長いいんちょうのほんとの姿すがた真面目まじめではないらしい。ってか、おとこもいるんだから、すくなくともほぼ下着したぎ同然どうぜん格好かっこうでいないで!のやりどころにこまるから!はだかよりはいいけど!!

 なんなの。なんか、マジでつかれた。

「ちなみに、わたしはカオルだよ~ん。わたし以外いがい君達きみたちはみ~んなおな学校がっこうなはずなんだけどぉ、きみ~、スミレちゃ~んにしか反応はんのうしてないじゃ~ん。なんのちがい~?」

「え?おなじ?」

「ひどいな~。おれ、これでもサッカーエースなんですけど~。そこそこ有名ゆうめいになったつもりだったんだけどな~。」

「えぇ?じゃあ、あのキャイキャイしてる女子じょしどもがさわいでるのはおまえのことだったのか?」

「マジ?うれし~。おれモテはいったかも~!ってか女子じょしどもってひど~。だからモテないんだよ、マコトは。」

「……ヤヨイはいつでもモテてる……」

「まぁまぁ、とりあえず~自己紹介じこしょうかいわったことだしぃ、荷物置にもつおいてきたら~?部屋へやはヤヨイに案内あんないしてもらってねん。」

「そんじゃいくぞー」

 おれだけ自己紹介じこしょうかいしてないのは、わすれられていたのか、はたまた、ってるからいいっしょっていうノリなのか……。そんなこんなでおれ無事ぶじ(?)部屋へや案内あんないされることになった。ながみちのりだった。

 


一方いっぽうそのころ、カオルにからかわれたスミレはかおになっていたのでした。

「スミレはいまのうちに服着ふくきてきたら~?ま、ねらってやってるならいいけどね~。」

「そんなんじゃない!!」

「うしし。スミレの赤面せきめんゲットだぜ~。」

ちがうってば!!」





             ⇓⇓⇓つづく⇓⇓⇓

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