2:キャラクター

キャラクター紹介

〇コッコ=サニーライト


年齢:17歳

性別:不明

種族:アナトリア人

出身:イズモタウン

一人称:ボク

口癖:だね/だよ。

眼の色:金色

髪型:赤色ツインテール

服装:白い羽根つきのミニハット/背に太陽の聖印が描かれたコート/太腿まで届く乗馬用ブーツ

アトリビュート:太陽。ニワトリ。ひまわり。夜明け。

使用アーキタイプ:OZシリーズ

異能:黄昏のレンガ道イエローブリックロード


 アナトリアの巡礼騎士。

 イズモタウンの夕日坂の育ちであり、いわゆる『神殿出身』である平民上がり。そのためか『わっさー』と挨拶したり気さくな振る舞いが目立つ。しかし。無礼というわけではなく『騎士道十戒』と称される何らかの規範に則った『理想的な騎士』であろうと日々努力している(ただし。地球に存在する騎士道とも微妙に違う規範のようでもある)

 

 管理局に登録されたトラブルシューターであり、ランクはA。アナトリアの巡礼騎士は『巡礼』として様々な組織で『修業』するとされているが、通常は憲兵隊や財団の機動部隊などが主な『巡礼』先であり、危険かつ社会的地位の低いトラブルシューターはむしろ敬遠される傾向がある。それでもトラブルシューターを選ぶのは『師であるレイヴンが選んだ道』であったのが大きな理由。


 基本的に女の子が好きで、人懐っこい性格もあいまってよくナンパをする。一応これは情報収集の意味もあるが、シュミとして好んでやっていることでもある。


 使用アーキタイプはOZシリーズのレオ、ウッズマン、スケアクロウの三機。それぞれ機動型、重装型、軽装型の三種を状況によって使い分け、チューニングする。

 また。三節槍型の騎士剣『ニルヴァーナ』も使用している。アーキタイプを使用せずとも武器の扱いについては習熟している。


 異能はイエローブリックロード。霊力を用いてレンガ状のブロックを形成する。ブロックは拳銃弾を防ぐ強度はあり、さらに『支え』が無くても空中に固定する事ができるため、足場として使うこともできる。また、『たった一つ』の『ただ一瞬』に集中すれば、さらなる強度を持たせることも可能。


 マータについては『尾びれがとてもセクシー』なので好き

 イナバについては『ちょっと偏屈な男の人』だと思ってる。

 マリカについては憧れている。

 トニーに対しては『心配』をしている。


 紅港へは師匠である騎士レイヴンからの依頼でやってきた。レイヴンは荷物を受け取ったが『中身に不備があった』ということで送り主を尋ねることになる。

 貧民街にて集金係に絡まれていたマータを助け、九朧城への水上タクシーを依頼する。

 九朧城にたどり着きイナバを見つけるが、そこでも交渉係と交戦。マータとの協力で窮地を脱するが、イナバは荷物の情報を知らないと言う。

 そこでホテル・ウィクトーリアへ向かい、マリカに情報提供と、マータの保護を依頼する。しかし、マリカは『荷物』の行方がマータであることを知っており、コッコとマータを拘束しようとする。

 追跡するキョンシー部隊から逃れて海に飛び込むも、そこで待ち伏せていたトニーに襲撃を受け、重傷を追う。

 マータの介抱により多少は回復するも、再び現れたトニーには対抗できない。そこで自らの『正義』をかけて『決闘』を申し込む。

 夜。埠頭の倉庫へ向かい、トニーと決闘。これに勝利する。

 しかし直後にトニーがイモータル化。巨大化して暴走するトニーを止めるため、マータとイナバの力を借りて撃破する。

 全ての決着がついた後、マータを連れて紅港の街を後にする。


〇マータ・カルカーサ


年齢:21歳

性別:女性

種族:オルカ族

出身:岩礁

一人称:マータ

口癖:だよ/だね

眼の色:赤色

髪型:銀髪ショート

服装:オルカ族の装束。バンダナを巻いていない頭。腿にシャチの刺青。小さな体躯。ひもぱん。

アトリビュート:シャチ。海。渦。嵐。

使用アーキタイプ:なし(終盤でオーバーザレインボーをコッコと共有)

異能:嵐の王ストームルーラー


 貧民街にて『渡し屋』の仕事で日銭を稼ぐ少女。

 元々は水上警察になるために都市にやってきたが、体格が小柄だったため試験すら受ける事ができないまま追い返された。かといって岩礁に戻っても『それまでと同じ暮らし』をするしかない故に、それを受け入れられないまま都市の端っこにしがみついている。

 

 一応『渡し屋』を名乗っているが、これすら都市の認可を得ていない『モグリ』の生業であり、警察に見つかると困る職業。おまけに労働者組合のチンピラにも絡まれるため、かろうじて糊口をしのぐしんどい立場である。


 水上警察になれなくても『自由』に生きるため、都市を出ようとしている。


 護身用としてナイフとソードブレイカ―を携行している。オルカ族の戦技についても習熟しており、あくまで水上警察になれなかったのは体格や霊力の問題であり、体術や技能のレベルは高い。


 アーキタイプは使用できず、プレイヤーやMDは所持していない。あっても『クラス0』の『無能力者』であり、かろうじて刺青で刻まれた『人間の足の法』や遺伝技能である『エコーロケーション』が使えるのみで、霊子機械の扱いそのものに疎い。

 しかし『ストームルーラー』を継承してからは一変。無意識ながらフォースフィールドを形成し、遺伝技能が強化され、身体能力が大幅に上昇する。さらに自身の異能を自覚することで『尾びれに触れた空気に、水のような重さと粘りを与える』ことで『空を泳げる』ようになる。

 

 コッコを『ココねー』と慕う(実際はマータの方が年上である

 イナバを『性格が悪いおじさん』と思ってる

 マリカについては単にお金持ちで恐縮している

 トニーに対して強く恐れてる。同時に立ち向かおうとする。


 貧民街で渡し屋の仕事をしていた中でトラブルシューター向けのネットワークに『あるモノを運ぶ』仕事があると噂を聞きつける。

 指定された時間に、ある場所に隠されているモノをまた別の場所に持って行って隠すという不可解な仕事だったが、報酬はそれなりに良かったので受けてみることにした。

 しかしその日は雨だった上に落雷があり、うっかりバランスを崩した拍子にお尻で『モノ』を潰してしまう。慌てて中を確認するが、中身の『ディスク』は無事で、壊れたのは『封筒が曲がらないように入れられたアクリル定規』だけだったため、それを竹のものさしに替えて指定の場所に届けた。

 しかしその『アクリル定規』が『ストームルーラー(嵐の定規)』であり、本来クラスⅣの異常存在であり非破壊性を持つはずの物体をマータは破壊し、その異常性を継承してしまっていた。

 数時間後。マータは貧民街で労働者組合の集金係に絡まれ、コッコに救われる。

 そのまま九朧城へ向かい、交渉係との戦闘にも巻き込まれる。

 そしてホテル・ウィクトーリアで上記のストームルーラーの行方を聞かされ、襲撃される。

 理解の及ばぬ自体の連続に混乱するが、それでも自分の味方をしてくれたコッコを見捨てることはできず、トニーからコッコをかばい、人質となる。

 トニーが自分を食べて異能を得ればコッコを襲う理由も無くなる。そう考えて、わざとトニーを挑発さえする。

 結果としてコッコはトニーに打ち勝ち、再びマータは救われる。だが今度はイモータルと化したトニーが巨大化して襲い掛かかってくる。

 ストームルーラの真の力を解き放ち、コッコとイナバと共に力を合わせ、イモータル化したトニーを撃退する。

 決着の後、都市に残るか岩礁に帰るかの選択を迫られる。しかしマータはどちらも選ばず、コッコと共に行くことを選んだ。


〇イナバ


年齢:不明

性別:不明

種族:不明(ペットロボットに意識を移殖)

出身:不明

一人称:俺

口癖:だぜ/だぞ

眼の色:不明(ペットロボットは液晶モニタの眼)

髪型:不明(ペットロボットは黄色いモヒカン)

服装:財団が販売していたペットロボット『ファーファ』。黒い体毛とモヒカンのような黄色いたてがみ。プラスチックの大きな耳とアンテナ状の尻尾。まるいクチバシ。後ろ足で二足歩行するが、急ぐときは前足も使う。目の部分は液晶モニタになっている。

アトリビュート:ペット。妖精。玩具。老賢者。マッドサイエンティスト。

使用アーキタイプ:なし

異能:なし


 労働者組合から『ストームルーラー』を奪取し、さらにトニーに対してネジクギ二十本入りのプラスチック爆弾で自爆を仕掛けたアーキテクト。

 及び、その死亡と同時に起動した記憶と人格が移殖された機械生命体。

 元々は労働者組合所属のアーキテクトとして、職員のアーキタイプのメンテナンスや改造を行っていた。違法改造も平気で行っていたが、それが何に使われているかを気にしたことはなかった。自らを『天才アーキテクト』と称する。

 

 アーキテクトとしての腕は確かで、自身はクラスⅠのごく貧弱な異能者でしかないが、異能者のアーキタイプを設計した実績もある。また、『最強の騎士』を打ち倒すためにOZシリーズというアーキタイプを開発していた。


 自身の才能と能力に絶対の自信を持つが、胃がんに侵された時に『自分はいつか死ぬ』と悟り「悔い改めるってわけじゃないが、このまま『善いこと』をできないまま死んでいくのはクソダルい」と、労働者組合と敵対することを決意する。

 

 コッコについては『言われてみればあの女の弟子らしい』と納得してる

 マータについては『全く同情する他ない不幸な一般人』と認識している。

 マリカについては『胡散臭い』と訝しむ

 トニーについては『個人的な恨みはないわけではないが、それ以上に影響が強すぎる』として危惧している。


 生まれは不明。いつのまにか紅港にやってきて、アーキテクトとして労働者組合に雇われた。

 おかげで組合のアーキタイプはいずれも製品とは似ても似つかぬ高性能を誇っている。

 組合の仕事をしている中で、昔レイヴンと対立したこともあった。結果としてこの衝突は大事にはならなかったが、レイヴンとは『メル友』として関りが続いていた。

 自身が胃がんであることに気付き、余命が無いことを悟ると『最期くらいは善いことをしたい』とストームルーラー奪取の計画を思いつく。

 地下で発見され、ホテル・ウィクトーリアが輸送するストームルーラーを、労働者組合が襲撃……すると見せて、それより先に本物をスリ替えてイナバが奪取する計画だった。

 奪取したストームルーラーは街のあちこちを移動させながら隠し、最終的には地下鉄駅でレイヴンが回収する手はずだった。

 その中でイナバ自身は自爆。記憶と人格を九朧城のねぐらの一つにあったペットロボットに移殖する。

 が、後にレイヴンが回収したストームルーラーには『不備』があったとコッコから報告を受け、コッコたちと共にストームルーラーの行方を追うことになる。

 ホテル・ウィクトーリアは一連の動きを既に把握しており、マータこそがストームルーラーの異常性を継承した異能者であると看破していた。

 コッコ達と共に逃走し、廃棄された地下鉄駅に逃げ込む。

 マータがトニーによって連れ去られる。この時点で『もはや一介のトラブルシューターの手に負える事態ではない』と警告する。水上警察あるいは憲兵隊に任せるべき案件だと。

 トニーが既にイモータル化しつつあることにも気付いていた。

 だがコッコは戦いに向かい、決闘に勝利した。

 しかし同時にトニーがイモータル化。巨大化して都市を破壊し始める。

 イナバはこの時に備えて『頭の中だけで用意していた』幻のOZシリーズプロトタイプをコッコとマータに与え、イモータル化したトニーを撃破する。

 決着がついた後はコッコと共に紅港を出て、イズモタウンへ向かう。


〇トニー・ジャオ


年齢:37歳

性別:男性

種族:鮫族

出身:紅港

一人称:俺様

口癖:だぜ/だぞ

眼の色:黒

髪型:なし

服装:青い作業服。大きな体躯で肩を揺らして歩く。白い頬に刀傷

アトリビュート:サメ。マフィア。貪食者。

使用アーキタイプ:HBーDEVOURER

異能:暴食の魔獣マンティコア


 港湾労働者組合の局長。

 元々は貧民街の生まれだったが、強い霊力と異能を持ち、港湾地区での抗争を実力で制した。現在の労働組合も、力ずくで乗っ取った形になっている。

 近年はホテル・ウィクトーリアが新たな『労働者』を港に提供する計画があるため、組織として敵対している。それに対抗するため新たな力としてストームルーラを求めた。

 

 労働組合は組合員からの組合費によって運営されている。貧民街の屋台からも『組合費』を徴収し、周辺を『パトロール』している等自警団としての役割もある。実態としてはほとんど恐喝だが、むしろ水上警察にとっては貧民街の住民こそ摘発の対象であり、貧民街の流民は組合から逃げることはできない。

 

 生まれた時から他人を食って生きてきた。人を食ったような態度で人を食ってきた。異能も技能も他人から奪ってきた。

 しかし近年は力を増したが、味覚を失っている。何を食べても砂の味しかしない。飽食と言えるのかもしれない。新しい味が必要だった。この街では滅多に食べられない『正義の人間』の味が。

  

 アーキタイプはHBーDEVOURER。イナバにより改造された完全武装の戦闘用アーキタイプ。

 本来なら重量過多で動くことすら困難であり、エネルギー不足にすら陥っているハズのアーキタイプだが、トニーはこれを自身の強力な霊力で強引に動かしている。

 頭部に高磁圧ファング、腕部にブレード、さらに尾部にチェーンマインを備えており、装甲もスピードも軍用のアーキタイプの性能を上回る。

 

 異能は暴食の魔獣マンティコア

 『食べた』対象の能力を吸収し、自身の技能として扱える能力。要するにコピー能力であり、コッコのイエローブリックロードもブロックを『食べる』ことでコピーしてしまった。

 集金係のハーンのプラズマガンや交渉係のチャン兄弟の調律振動並みをコピーし、自身のアーキタイプをさらに強化していた。

 強力無比の能力だが、これはより多くのオチミズを体内に取り込む危険性を抱えており、通常より数倍速く悪夢病が進行する事態を招いている(苦しみ逃れるためにさらなるオチミズを求める悪循環)

 

 コッコのことは『レイヴンの再来にして正義の体現者』として食おうとしている

 マータについてはストームルーラーの触媒としか考えてないが、コッコに関しては利用できると踏んでいる

 イナバに対しては自爆された恨みはあるが、よくよく考えると興味はそれほどない

 マリカの能力は『干からびた不味そうな肉で遊ぶのはうんざりしたやつ』と考え、組織としての立場からも敵対している。


 子供のころから異能に目覚め、他人を食うことで成りあがってきた。

 労働者組合を乗っ取ったのもその異能を見込まれて利用された結果の成り行きだったが、政治的な話はどうでも良かった。敵が居て、戦う場所があれば存在意義は満たされた。ただひたすらに強くあれば良かったから。

 ホテル・ウィクトーリアとの抗争も望むところだった。戦えば食えるし、食えれば強くなれる。ストームルーラーも狙った。強くなれるから。

 しかし、そんな日々に最近は飽きてきた。『砂の味』しかしないことに気付いた。

 イナバが自爆して裏切り、部下にストームルーラを捜索させた。九朧城で怪しい騎士が居たが返り討ちにされたという報告にイラついた。だがきっかけは何でも良かった。『なんかやれそうだから』組合員全員を食べて異能を吸収した。

 そこから暴走がはじまり、港でコッコ達を待ち受けた。これも作戦とかそういうものではなく『騒ぎ』の気配につられて寄ってきただけ。

 廃棄された地下鉄駅に逃げ込んだコッコもすぐに見つけた。だがそこで、コッコはマータをかばった。満身創痍であり、そこで立ちはだかっても食われる順番が変わるだけだというのに。さらに、そのコッコを今度はマータがかばった。

「本当の愛と正義」

 この都市でついぞ見たことないそれが、目の前にあった。それを確かめるため、『味わう』ためにコッコの『決闘』を受けた。

 結果として敗北した。『正義』の肉の味はわからなかった。

 だがまだ食ってない肉がそういえばあった。自分の肉だ。誰よりも強い自分の肉を食べて居なかった。

 自分を食べ、吸収し、また食べる。暴走したオチミズが巨大化を招く。

 味を求めてさまよう怪物となったトニーを、コッコとマータとイナバが力を合わせて撃破した。

 すがすがしい、敗北の味だった。


〇マリカ・ウィクトーリア


年齢:不詳

性別:女性(外見上。厳密には吸血鬼に性別は存在しない

種族:吸血鬼

出身:トワイライトシティ

一人称:わたくし

口癖:ですわ

眼の色:赤

髪型:金髪ウェーブロング

服装:赤い道士服/赤いドレス 

アトリビュート:悪役令嬢。血。悪魔。

使用アーキタイプ:不明

異能:食餌の鐘ディナー・ベル


 ホテル・ウィクトーリアの支配人。

 コッコの『先生』であるレイヴンと関りがあり、とある一件で『貸し』があったため、コッコに協力することになる……が、それは恰好だけに過ぎず、マータに継承されたストームルーラーを狙っている。


 ホテル・ウィクトーリアは債務者とある契約を交わし『遺体』をキョンシー化し、労働者として使役している。食物も賃金もいらない理想的な労働者であり、これを港湾地区にも提供することを計画している。


 リヴァイアサン連合の主義に漏れず、マリカもカネを求める。その手段としてキョンシーを用い、労働者を都市から追い出そうとしている。賃金がないと働かない労働者など、全く不合理な存在だから。


 アーキタイプは使用しておらず異能食餌の鐘ディナー・ベルでキョンシーたちを制御している。それも一体や二体ではなく、千体でも二千体でもキョンシーを同時に制御することができる。これは自身の血液にあらかじめ『プログラム』を組み込み、キョンシーに流し込む事で実現する異能であり、知能は限られているが全て『マリカ』の一部である。

 また吸血鬼という種族の遺伝技能として、血液を共有した者同士で通信ができるという能力もある。一種のハイヴマインドであり、これにより紅港の情報をマリカが見逃すことはない。

 尚、吸血鬼は細菌が進化した人類であり、マリカも人間としての姿は本体ではなく、その血液こそ本体である。よって吸血鬼は全てマリカとも言えるし、その血液は日々死んでいくと同時に生まれ続けている。

 『死を生きるもの』であり『不死』ではない。

 故に吸血鬼にとって姿形に意味はないハズだが、マリカは数十年も今の姿を維持している(噂では、過去に生きていた彼女の友人の遺体を使っているとかいないとか)


 コッコについてはレイヴンの弟子のため付き合いがある

 マータに関しては非合理な労働者に過ぎないと考える

 イナバについては既に人間ではないのでもはやどうでもいい

 トニーは都市に危険をもたらす存在と危惧している。


 ホテル・ウィクトーリアは港湾地区の再開発を目指していた。

 しかし労働者としてキョンシーを使う計画には組合が反発しており、互いに緊張状態にある。そんな折に都市の地下でクラスⅣ異常存在であるストームルーラーが発見され、直ちに確保しようとするも、奪取されてしまう。

 追跡は血族が行っていたが、マータがストームルーラーを破壊し、行方がわからなくなったため一旦は経過観察として捜査は打ち切られる。

 しかし九朧城でマータの異能が目覚めかけていることを確認。コッコからの接触もあり、ストームルーラーを継承したマータの確保あるいは終了のため襲い掛かる。

 結果としてマータが海に飛び込んだためそれ以上の追跡は叶わず、取り逃す。

 ほどなくしてトニーがマータを人質に埠頭倉庫に立てこもる。キョンシー部隊を向かわせてもすぐに撃退され、その動きを水上警察にも察知され、包囲される。

 コッコはその水上警察より後に倉庫にやってきたが、水上警察に引き留められる。

 だがマリカはそこであえてコッコを助け、決闘に向かわせる。どの道すでに、水上警察が手を出せるような段階を超えている。

 結果としてコッコはトニーに勝利するが、それがトニーのイモータル化を招く事態となる。

 マリカは全キョンシーを使い住民達の避難誘導を行い、安全確保に務める。

 全てに決着がついた後、マリカはコッコにホテルの無料宿泊券とレストランのチケットを与えていた。


〇集金係


・灰色の作業服

・チンピラども。一応魚族サハギンの四兄弟=トン/ナン/シャー/ペイ

・使用アーキタイプ=LW-02 LITTLE BEAR

・ストームルーラーを捜すため、街中の労働者に声かけ&恐喝

・コッコによってぶちのめされるやられ役。

・パワーで殴る/捕まえる=すべて無意味。そもそも霊力からして違いすぎる。


・中ボス格。タコ男=ハーン(名乗る必要ないかもしれない

・使用アーキタイプ=LW-08 OCTAVIA

・チンピラどもがコッコにやられたため、さらに出てきた『強いやられ役』

・接近戦では勝てそうにないので、八本のアームに仕込んだ八門のプラズマガンで射撃攻撃

・しかしイエローブリックロードで遮蔽物を作られる。ならばとさらに弾幕を張り、飛び出してたところを狙う。

・だがコッコは『空中』で方向転換。空中にブロックを作り、そこをスパーで蹴ってブーストドライブして的をブラす。FCSの性能が追いつかない。

・そうして接近を許し『ターンピック』で旋回したコッコの『アームパンチ』でノックアウトされる。


・四人+一人。いずれもまとめてトニーに食われて終わる。


〇交渉係


・監視役&尋問役=レイ。

・エイ男。シビレエイ。

・「ケヒャヒャヒャ!」

・使用アーキタイプ=LB-11 STINGER

・ロレンチーニ器官により、生体反応を感知することができる。同時に、その生体の興奮状態も大まかに把握できるため、両手のスタンロッドで拷問も行っていた。

・水を虚数空間のゲートとし、水に『飛び込む』ことで虚数空間に入り込み、高速移動することができる。虚数空間に入っている間は『繋がった水』の中しか移動できないが、水の量や深さは無関係なため『床が浸水して濡れている』状況なら自由に移動できる。スプラトゥーンのイカダッシュ。

・水滴の間もジャンプして移動できるので、隙を捉えるのが難しい。

・コッコもイエローブリックロードで対抗するが、スタン・ジッテと閃光音響手榴弾に苦しめられる。

・そんな時、マータが『音』で感知し、ナイフ術と尾びれで撃退する。


・狙撃者=チャン兄弟。ポート・チャン、スターボード・チャン。

・左利きのポートが照準役。右利きのスターボードが本命。ポートが調律した振動波にスターボードが合わせ、これを重ねることで特定個所のみに破壊を行う。

・マータの聴覚でポートの位置が感知され、ポートはあっさり倒される。

・しかしスターボードを発見できず、ポートを倒した瞬間床下から襲撃される。

・白兵の通用しないインファイトに持ち込まれるコッコ。重装歩兵型アーキタイプでは対応に限界があると見られていた……が、イエローブリックロードを『鼻先』に出現させ自滅させることで撃退される。

・結果として二人ともぶちのめされる。居場所がバレた時点で、結果は見えていた。

・いくらかコッコ達に尋問された後、屋上から海へ放り投げられる。

・結局その後トニーに食われる。不憫。


〇レイヴン


・アナトリア女王騎士団第九位。

・序列こそ九位だが、最強の騎士と呼ばれている。

・コッコの先生であり、イナバは『カラス女』と呼ぶ。

・イナバは彼女に依頼し、ストームルーラーを都市の外へ持ち出そうとした。

・今回の事件でコッコにストームルーラーの捜索を依頼した。

・コッコ自身最近は直接会ってはいない。イナバも久しく会ってないと言う

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