Θへの応援コメント
自主企画「ネタを含んでいる作品の棚」で拝読しました。
「童話×純文学」というキャッチに、なるほどと頷きたくなる、人の内面を掘り下げた文章で、読んでいる私自身、すっかり純文モードになってしまいました。
有名作品をメタファーにして、主人公たちの生(あるいは性)と死を、飾らず、哀しみとおかしみを一緒くたにしたような描写、どこか古いフランス映画みたいな味わいがあります。
ただ、個人的には、「トムとジェリー」という言葉を含むとしても、タイトルは今少し格式と言うか純文寄りのものの方が映えたのではないかとも思います。本作は二人の人生の物語が八割以上で、「トムとジェリー」はあくまで比喩に引っ張ってくるサブテーマと思われるからです。が、あくまで私見ですので、モブの雑音として聞いていただければ。
Θへの応援コメント
本心から感想を言い合いたい〜企画から参りました。
純文学は読み慣れなれていませんが、ぶっきらぼうながら読ませる文章だなと感じました。
主人公が犬を預かった場面で、家を出て行きたくなったという展開は、どう受け取るべきなのか分かりませんでした。犬嫌いなともかく、余命わずかな恋人の行動ととしては、十分汲み取れる気がするのですが。
テーマ的な部分はイマイチ伝わらなかったのですが、読後感はよかったので、満足しています。
他の方が書かれたように、タイトルについては、この作品向けではないかなと思いました。或いはダリの「燃えるキリン」のように、あえて外されたネーミングかもしれませんが。