(二)
通常平らなところにおいて爆発させるはずの起爆は、滞在先のホテルで発生した食中毒で入院してしまった小道具係のベテランチーフの代わりを務めた新人アルバイトの手によって、崖の近くに置かれることになってしまった。
その結果、その爆発は崖の岩や土の塊を四方へと吹き飛ばす結果となり、より臨場感のある撮影ができただけでなく、待機中であった特撮戦隊ヒーローである『レスキューレンジャーGo』に扮した役者たちを始め、それを撮影していた監督以下の撮影部隊の面々に石つぶてを浴びせる結果となった。
(続く)
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