家族と出会うまで(旧題パフェ@パフェ)
木苺
オープニング くら~い過去
第1話 やさぐれて 悪夢のはじまり
失恋させてしまった。
いや 失恋というよりも・・
ボス 枕にこぶしをたたき込んだ。
(悪夢のはじまり)
学園に入学した翌日から、ふと視線を動かすと目の端から消える男子がいた。
一度や二度ならあれ?って感じだが、3度目はけげんに思い その背中を注視した。
入学後1か月たつと それは隣のクラスの男子であることがわかった。
なんでも影が薄くて、同じクラスのだれともことばをかわしたことがなく
授業が終わるとスッと教室をでていき、始業の鐘にあわせて席に滑り込んでくる少年らしい。
そんな男子が なぜ いつも 私の近くにいるのだ?
そして私が気配を感じてふりむくと 目もあわさずその場を離れていくのだ??
気色が悪いので その男子に簡単な手紙を書いた?
「いつも 貴方に見られている気がするのですが、私が視線を向けると出ていくのはなぜ? いったい あなたは私に何を求めているの?」と
すると返事が来た。
「僕は 入学式の日にあなたに一目ぼれをしました。
僕は この学園に来る前の郷里で、とても好きだった彼女にあなたがそっくりだったからです。
僕は彼女に思いを告げました。
彼女は僕の気持ちを汲んでとてもやさしくしてくれました。
しかし 彼女には ほかにすきな人がいたのです。
でも 僕は 彼女のことが好きで好きで付きまとってしまいました。
しかし 彼女には「ごめんさない これ以上は」と近づかないでほしいと言われて
郷里を出て この学園に入学することに決めました。
なのに 入学式の日に見たあなたに一目ぼれしてしまった僕を 僕は許せなくて
でも あなたのことをずっとみていたくて
こんな僕に気が付いて 手紙を下さってありがとう。
あなたが好きです。」
その手紙読み終わって とても不愉快になった。
”郷里で好きだった子にそっくりだから 好きになったぁ??”
私 関係ないじゃん。 そんなこと言われて喜ぶ人いる?
”一目ぼれしてしまった自分を許せない”
そりゃ あなたが今でも彼女のことを好きだからでしょ?
なのに なんで 私に付きまとうのよ?
気持ちわる
翌日から 女子寮には その男子から私宛のプレゼントが次々と届くようになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます