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もうダメだ……。
いくら強い想いがあっても、この状況ではどうにもならない。僕の力ではタックさんを助けることは不可能だ。
僕は泣く泣くタックさんをその場に残し、夢中でその場から逃げ出す。
でもその場からひとりで逃げ出した僕の行動は目立ちすぎた。鎧の騎士は進路を僕の方へ変え、後ろからどんどん迫ってくる。どうやら僕は的になってしまったらしい。
当然、体力を大幅に消耗している僕の速力ではあっという間に追いつかれ、巨大な影が僕を覆い尽くす。そして振り上げた拳は瞬時に僕に迫って……。
BAD END 7-4
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