第36話
ラピスにある部屋に戻ってくると、リーンハルとルーニーがギルドにダリアさんをたずねて出かけていき、
アルネとカーリは買い物いきたいと言って2人で出かけてしまった。
暇なので1人でダンジョンに潜る事にしてしまった。1、2階は無視して3階に真っ直ぐに進む、3階は迷宮式のダンジョンで、歩いて要るとオークの群れに遭遇する。オークアーチヤーを中心に6匹が連なる。
この階層のオークはEランクのモンスターだ、だが数が多すぎ。
オークは人型のモンスターで顔と頭が豚のモンスター、力もゴブリンより強い。
どうやら3階まで来る冒険者がほとんどいないのだろう。
オークがたまっているように感じる。 魔法を使う事も無いので刀を抜いて上段に構えながら飛びかかり、手前の1匹に切りかかる、最初の1匹を倒した後、返す刀を下から降り上げもう1匹を倒す。
驚いた残りの2匹が襲いかかりオークアーチヤーが弓を引こうとしている。
右前に飛び出し、右前のオークの首をはねる、奥にいたオークアーチヤーの腕を切り落としそのまま蹴飛ばしてオークアーチヤーを転ばす。
その隙に残りオークを後ろから切る。腕を切られたオークアーチヤーが起き上がるのを後ろから首をはね終わらせた。
少し進むとボス部屋を発見、ボス部屋に入るオークソード1匹とオーク10匹がいる。
すぐにアイススピアを唱える氷の槍が2本飛びオークを串刺しにする。上手く串刺しになり3匹を倒した。フルを手に乗せファイアーバードを唱える。
3mを越える大きな炎の鳥がオークに襲いかかる。残ったオークが炎にやられるなか、オークソードがなんとか生き残っている。
オークソードに向かいオークソードを切り捨てる。3階層は終了した。
4階層に向かうとセイフティポイントになっている。全体に白く光を発した安全地帯だ。そんな安全地帯を抜けて5階層に上がる。
5階層は岩場のエリア、くねくねとした。道を行くと回りから見られて要る感覚を覚える。良く見ると黒鎧トカゲの群れだ。
道の左右の大きな岩に隠れるようにこっちみ見ている。
黒鎧トカゲは外側に鎧のような鱗が有り結構な固さが有る。
冒険者の中にはこの鱗から作られた防具を愛用する人がいるほど固く軽い素材だ。ただ、腹の部分は革しかなく小さいナイフで倒す事が出来るEランク程度のモンスターだ。
ハマイルさんから取った売ってくれと言われていたはず。
風まといをかけ岩場の上に飛び上がる。
黒鎧トカゲが20匹入るだろうかどうやら久しぶりの獲物らしく飛びかかろうと皆構えている。
きれいに倒さないと買い取りしてもらえないよな、そう思い先ずは魔法で足どめをすることにした。
ロックサンドハンドを唱えるとブロック状の手が5本出て黒鎧トカゲ捕まえる。1つの手に2.3匹程捕まえることができた。
捕まえた黒鎧トカゲの首の継ぎ目に刀を差し倒していく。残りは反対側の黒鎧トカゲだ。
飛んで来る様子はなく、こっちを見ている。
倒した黒鎧トカゲをマジックバックに要れてしまう。
反対側にいる黒鎧トカゲはフルの練習台になってもらう。
フルを手に持ちファイアースピアを唱えるフルの上に炎の槍が20個近く出来る。少々数が多い気がしたが構わずにファイアースピアを飛ばす。
黒鎧トカゲは逃げる間もなく消し炭になってしまった。
フルのレベルが上がった
レベル9
最大HP2600
最大MP3600
耐性8/C
俊敏3/C
胆力9/D
知力6/C
フルの見た目が少し変わりより赤みが強く炎のような形になった。
今日はここまでにして戻ることにした。
朝から来ていたら10階層までは行けると思う。
明日また黒鎧トカゲの発生率を確認しないと、いきなり40匹以上が出てくるのは流石に厳し、リーンハルとルーニーだけだと難しい気かする。
ダンジョンを出てハマイルさんのお店に顔を出す、黒鎧トカゲ21匹をおろす、後日費用を渡すと言われた。流石に個数が多く全て解体するのに時間がかかるらしい。
ハマイルさんから首都の宿は任せて下さいと突然言われる。
話し伝わるの早いね。
「ライズからもう連絡が入ったのですね」
「そうだね、ライズとの連絡は結構マメに行っているよ。
Aランク昇格の試験は、タイナーとモンナにも伝わっているはずだよ」
「もうですか?」
「私達はみんな早鳥と言う伝達ようのモンスターを飼っていてそのモンスターを使って色々と情報交換をしているんだよ。
早鳥を使うとこのお店とタイナー達とは1.2時間程度で情報交換が可能だよ」
知らなかった。早鳥と言うモンスターも知らなかった。テイマーとしてまだまだ勉強不足だと痛感した。
「明日には基準を満たす事が出来ると思っています。首都に向かうのに時間がかかるので前もって首都に行こうとは思ってます」
「それについてなんだが、ババヤさんのワイバーンがうちの店から首都の入り口までは往復してくれる予定なんだよ。
今度、ババヤさんが首都に有るうちの支店に荷物を運搬する仕事を手伝ってもらうことになって先ずは練習をかねて君達を送ってもらう予定だよ」
「いんですか?」
「構わないよ。ババヤさんからもリオン君が最初だと助かるって言っていたから」
ハマイルさんとババヤさんの行為に甘える事にした。ワイバーンの飛行能力からしたらこここら首都まで2.3時間だろう、後は何人まで乗れるかだね。
ババヤさんのワイバーンは体も大きいし女の子なら2人は乗せて問題無いだろう。
実際に首都に行く前に少し練習しておけば問題も無いだろう。
翌朝、フルとルーニーを連れて練習に出かける。 ルーニーと戦闘訓練を行う。
木刀を持って打ち合いお互いに気になった所を伝え合う。
ルーニーは最初モンスターを見るのを怖がっていたが今は目をそらさず木刀の剣筋をおえるまでになっている。
ルーニーの成長の早さに驚きを覚える。 練習後、ルーニーの癖を伝える。改善方法はカーリ直伝の歩き方。
実際にやって見せてルーニーに教える。ルーニーが変な動きと言って笑っているが真剣に改善方法を行っていた。
その後、拠点に戻りラピスダンジョンに入る準備をした。
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