第13話 森林実習①

んー相も変わらず暖か… くはないな。

まぁ言うて6月の梅雨ってだけだし。

あれ?梅雨って蒸し暑くね?

…まぁさっさと登校しますか。


数十分後…


「ってことだ。あと今日はこの前やった手紙にあった通り、森林実習のグループ決めを行う」

ん?グループ?手紙?

え?

ッスー俺のこれまでの素行を見ていこう。

友達→初日のとクトゥくんのせいでいない。

手紙→なんか必ず提出しないといけない系以外捨てる。

ハハッ!

手紙なんか知らないよ!

だって僕、手紙捨てたから。

まぁ知らなくても流れに任せれば割となんとかなる。

「ってことでグループを作れ〜」

ああ、トラウマが蘇りりりりりりり。

「おいゴブナルド!今回も勝負だ!」

またしもかよ… これだから精神年齢ごちゃいは困るぜ。

え?もちろん俺らは抵抗するぜ!拳で!

「んで今回はなんの勝負だい?」

「モンスターの倒せた数だ!」

おいおい… 命をなんだと思ってるんだ。

蚊とかでも思ってんのか?

「いいよ、別に」

とりあえずクトゥくんと組むことは確定したけど…

「おいゴブナルド!あと1人組むやついるだろ?俺の友人のシードゥーナ・レグチョバルさんだ!」

「は、はい!クトゥルフさんからご紹介頂いたシードゥーナ・レグチョバルです!治癒魔法が得意です!」

あーそういえば治癒魔法は得意・不得意はありつつも基本的に誰でも出来るんだよな。

それはともかく1人取り残される悲しい子にはならずに済んだ…

クトゥくん、感謝、まじ。

「うん、よろしく」


数日後…


「ということで今日は待ちに待ったうんたらかんたら〜」

ふぁねむ…

昨日も遅くまで鍛錬してたしなぁ。

まぁ今日はいい経験に稼ぎになるな。

殺すヤツらには悪いけど。

あと上級モンスター出ませんように出ませんように出ませんように!

この幼少期のは部隊の方がある程度弱めていたから勝ててたんだよ…

「ってことだ。じゃあお前ら!就寝時、見張りは必ず付けることな!それと最近ここは上級モンスターが出やすいそうど!それでは!」


数分後…


つってもな〜、中々奥に行かないと中級ぐらいのモンスターは出ないよなぁ。

おっとぉ?道端のスライムが現れた!

さぁどうする?


→可愛がる

殺す

にげる


ゴブナルドは道端のスライムを可愛がった!

「ひっ!何をしてるんですか?!早く倒してください!」

何を怖がる。

ただの低級モンスター・スライムじゃん。

いやまぁ経験値のためだ。

すまん… 成仏してクレメンス

とか言って結構力の入れたチョップで倒す。

さてと次だ次!

_____ドン______

ん?この足音は…

まだ中級だな。

さてと… クトゥくんが倒せる代物ではないな。

「お前ら、止まれ。この先に中級モンスターがいる。お前らが倒せる代物じゃあない」

「は?中級モンスター?ククク… いい出番だ!俺が倒す!」

あ、あいつ死んだわ。

骨は拾っといてやる。

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