フリーターの俺が転生したら勇者に瞬殺されるゴブリンってマ?

八百万ねこ

第1話 フリーター17歳男性

俺は高校2年生で青春を謳歌してる… はずの佐藤堅人だ。

なんではずかって?まぁ簡単に話せば高校で3回連続で赤点して父親は激おこぷんぷん丸

「赤点をとるのは我が家系の恥だ!」

って言われて退学にされ家も追い出されました。

んで今俺は中卒の無能みたいな感じのフリーターでアパート暮らしだ。

んで今日も今日とて面接だ!

とか思ってたらそこから意識消えてますねハァイ。


「其方…」

ん?んな事考えてたら聞き慣れない声聞こえてきたわ。

「其方… 起きなさい」

あ、視界復活!病院… じゃないな。周り1面真っ白な所だね。

「おはよう… とでも言っておこうかのう」

何このThe・平安時代の口調っぽい人。

「其方は死にたもうた… じゃが少し興味のある魂でのぅ。妾が拾ってやったのじゃ」

はぁ… 死んだ?しかも、興味のある魂?

なるほどクソみたいにダメダメな魂だからか…

ってか死んだ時の記憶無い… あ、蘇ってきた。





「朝かぁ… さて今日も面接だ」

とりあえず服を整えて出発の準備をする。

結構中卒だから… と面接を不合格にされたりした。

「んじゃいってきます」

と、誰もいない散らかった部屋に言った… 恥ずかし!

そして俺が玄関に差し掛かった時…

胸に激痛が走った。





そこが最後の記憶ってことはそれで死んだんだろうな。

とりあえず聞きたいこと聞こう。

「あの… 死因は?」

まぁ胸に激痛走って死ぬってだけで分かりきってはいるんだが… 一応確認。

「心筋梗塞じゃ」

知ってたよ。うん。

野菜とかはしっかり取ってたんだけどなぁ…

んであと1つ聞くことがある。

「お前は何者だ」

「んまぁ其方ら人間の言い方で言えば神かのぅ。と言っても派遣のようなものじゃから死者の処理という雑務を強いられてるのじゃ。はぁ…」

あれ?この神今ため息つかなかった?

神なんでしょ?!威厳ぐらい保ってよ!

「目的はなんだ…?」

あれ?聞くこと1つじゃなかったわ。

ウケる〜。

「だから言ったじゃろう。興味のある魂だから拾った。…んまぁ其方の願い事を一つ叶えてやろう」

まじかぁ…

ここで俺の願いを全て叶えてください!

って言ったらなんか拒否られそうだしな…

いやまぁ内心決まってはいるんだけども。

「じ、じゃあファンタジー世界に転生させてください!」

新しい人生をファンタジー世界で楽しんでやる!

絶対に赤点なんて取らない…

いや、取りそうで怖いな。

「分かったのじゃ。じゃさっさと転生させるのじゃ。妾だって暇ではない」

え?じゃあなんで俺呼んだの?

アホなの?ちぬの?どっちなの?




「おっと言い忘れていたな… まぁいいじゃろう」






「おんぎゃあ!おんぎゃあ!」

ん?泣き声聞こえる…

‎「گوبۇنالد يىغلاۋاتىدۇ」

言語も違うし… あ、こりゃ赤子スタートなのね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る