第200話 2026 1月1、3、4日(元旦・地元神社・焼き芋、初詣・こけた・俳優さん? うまく行く御守り)
2026
1月1日(木)元旦・地元神社・焼き芋
「パパ、朝だよー。太陽登ってるよ。起きた?
今年もよろしくお願いします。何処へ行くの?」
近所の神社へママと一緒にお参り行くって。来年からパパんちが順番で当番になるから2人で見ておきたいって。
「去年は、もっと起きるの遅かったから間に合わなかったんだよね〜」
今年はなんとか間に合いそうだって。パパが歩いて行ったらそれだけで時間かかるからママの運転で、車で行ってくるって。パパは、御神酒も頂いてくるって。ママは、焼き芋楽しみにしてる。
「行ってらっしゃ〜い。ママは、お酒飲んじゃダメだよ」
◇ ◆
「パパ、ママおかえり。近所の初詣どうだった? けっこう、人が集まってたって。焚き火の周りにみんな集まってだけど、野球部の2年生の子が火を怖がって離れてたって。ママと県庁職員の人が新年早々から中学校の部活のあり方について、議論してたって。そうこうしているうちに焼き芋も焼けたみたいだったから帰ってきたって。今から、2人でお節準備するけど、その前にもらってきた焼き芋を2人とも食べるって。今年最初の食べ物は、焼き芋だって。
「ねぇ、焼き芋って美味しいの?」
焚き火だからなのかとっても美味しかったって。
さあ、ママがお刺身や巻き寿司、サバ寿司を切って並べるって。パパは、その間にお雑煮だって。
ママの準備完了目標は、御神酒も入れて2時半だって。
「まあ、かなり遅いような気もするけど、パパんちだし、正月だし、何処へも行かないんだったらゆっくりしてください。あたいたちは、寝とく、ねぇ〜アルク兄ちゃん。アルク兄ちゃんあったかいし、ふわふわ。あっ、パパ、年賀状来てたよ。パパは出したの?」
ハガキ代が上がったから去年から出していないって。
「それでもけっこう来てたね」
後で見てLINEやDMしておくって。パパやママの今日の目標は、お笑い見ながら、お刺身とお酒を飲むことだって。
「パパ、お雑煮出来たの?」
作り方もう分かってるから楽勝だって。夕方、お餅を入れて食べるって。
「猫のお節料理ないのかな? はいはい、出された物食べます」
1月3日(土)初詣・こけた・俳優さん?
「パパ、今日初詣行くの? 昨日の朝は雪積もってたし、寒かったから今日行くことにしたんだよね? もう、昼は過ぎてるけど。パパたちだから良いのか」
あんまり早く行くと日本三大稲荷の祐徳稲荷で渋滞するから祐徳稲荷に夕方着くような感じで出かけるんだって。先ず最初に去年、いきなり駐車場入口付近の道路の離合中にミラーを擦った陶山神社だって。今年はぶつからない様に注意して行くって。帰りは、夜になるよって。
「はい、はい、行ってらっしゃ〜い」
◇ ◆
「パパママ、おかえり。遅かったね。初詣どうだった?」
陶山神社は、離合もせず用心して駐車場までは、問題なく行けたって。
神殿に登る階段も人が少なくなってから登ったって。途中で、靴のマジックテープが外れてたのに気づいたけど、階段の途中だし、ママにハメ直してもらうのやめて上まで、登ったって。
分かってはいたけど、1番上の階段3段分くらい、手摺がないから不安のまま登って行ったって。
手摺の1番上まで行って、残りの3段を杖で登ろうとしたけど、なんだか怖くて、諦めて、1番上の階段に手を着いて登ろうとしたけど、寒いからか?高くて怖いからか? ズボンや靴が新しくてまだ馴染んでないからか。左足が引っかかって、くつが脱げそうになって、こけたって。ママもすぐ下でサポートしてたけど周りにいた人たちが一斉にパパを捕まえて、1番上まで引きあげてくれたって。しばらく階段の上の方が大渋滞になって。迷惑かけて、目立ってしまったって。靴が脱げかけて、、ちゃんと履くためと落ち着くためにもう一回上へ登る階段のたもとに座ったけど、そこにパパを座らせるまで必至にパパのうでを抱き抱えいた医療関係者らしい女の人がいたって。パパは、何時も登ってるところだから、あんまりびっくりしてなかったけど、周りは、びっくりしてて、しばらく待っててくれて、パパが
『すみません。ありがとうございました。もう大丈夫です』というまで帰らなかったって。
そしたら逆光で最初よく分からなかったけど、お参りを済ませて、神殿から降りて来ながら声をかけるおじさんがいて。
『大丈夫や〜?』
って、樹菜のジージとバーバだったって。こりゃ縁起がいいわいとおかしかったけど、樹菜のジージとバーバに
『あげましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします』
と挨拶したあと、興奮状態だったのか、
『2人だけ? 樹菜たちは?』
と言っちゃったって。たぶん、パパと樹菜が友だちということは、ジージバーバは知らないけどって。
「え〜樹菜ちゃんのジージ、バーバ。コンビニの店長なんだよね? パパと樹菜ちゃんと友だちって知らないんだ」
グラウンドやコンビニでは、会って話はしてたけど、樹菜ちゃんや梨美菜ちゃんやママの話したことないって。
?という顔しなかったから気にはしてないんだろうけど、座ったまま、樹菜ちゃんに
『さっき、ジージとバーバに会ったよ。樹菜たちは?って言ってしまった』
とdm出したって。まあ、樹菜ちゃん、人気者で友だちいっぱいいるだろうからジージは、ほとんど気にしてないだろうっていうことで落ち着いたって。
それから一息入れて、2人神殿に改めてゆっくり登ってお参りしたって。ママは、相変わらず、長い時間、世界平和をお祈りしてたって。帰りの階段も手摺がなくて、周りの人たちが心配して見てくれてて、サングラスをかけた韓流風の俳優さんみたいな男の人が、
『降りれますか? 手伝いましようか?』
と声をかけてくれたけど、
『何時もは降りれてるから大丈夫です。ありがとうございます』
と断ったって。ママは、その後から帰るまでずっと俳優さんのご好意断らずにお願いしとけば良かったって言ってたって。
「えっ、本当に俳優さんだったの?」
有田町、芸能人たくさん来て撮影もあってるからもしかしたら本当に有名人だった可能性もあるって。凄く雰囲気良い人だったって。
「去年は、車、擦ってからのスタートで今年は、こけてからのスタートだったってことね。まあ、パパ並みのスタートだね。それから祐徳稲荷へ行ったんでしょ? 祐徳稲荷は誰かに会った?」
予定よりだいぶ遅れ気味にスタートだったけど、やっぱり、渋滞してて、途中、ナビが周り道案内したけど、山の中を通りそうだったから無視して、真っ直ぐ行ったら、なかなか進まなくなって、到着まで時間がかかったって。その分急いで歩いて、ママの目当ての、のごみ人形が買える店に着いたけど、またパパがスマホなくしてて、今度は、呼び出し音鳴る様にしてたけど、車の中に忘れてきたみたいと気づいて、ママに取りに戻ってもらったって。人も多くて走れないから戻って帰るまで30分くらいかかって、丁度戻る寸前に彼女を連れた教え子OBに声かけられてて、ママもパパも挨拶できたって。2日は、雪が降っていたから3日の今日の方が朝からずっと人通り多いって、お店の可愛いお姉さんが教えてくれたって。
「えっ? ママに取りに戻ってもらっといて自分は、可愛いお姉さんと話してたのか? まあ、しょうがないね。パパだからしょうがないね。パパ置いておいたらみんなと仲良くなってしまうし、知り合い多いしね」
まあ、パパが去年壊した蛇の、のごみ人形も今年の干支のうまの人形も、買えたから良かったって。
祐徳稲荷の上の神殿は登る階段を凄く用心して登ってたけど、後ろから走って真ん中を登ってた女の子がいきなりこけたの見て驚いたって。
「へぇ、パパみたいに麻痺なくてもこける子いるんだ?」
こけるかこけないかは、身体の差よりもっと大きいものがあるかもしれないって。
「パパ、あたいしょっちゅう家の床で転んでるよ。だって、滑るんだもん」
みんな階段降りたところにある馬の像と一緒に写真撮ってたって。
「おみくじは、もう引かなかったの?」
ママは、大吉に、パパは、末吉のまんまだって。ママが長い行列を並んで、お守りを買って、一緒に、馬がついた『うまく行く御守り』パパ用に買ってくれたって。
「パパ、失敗ばかりだから?」
これでパパ上手く行くと思ったら帰りの運転の途中で、パパが、コーヒーのペットボトル落として、足のマツトがコーヒーまみれになったって。
途中で止まって、拭き取って大した事なかったからママがきっとこれから上手く行くよと励ましてたって。
1月4日(日)うまく行く御守り
昨日、買ってもらった馬の絵が2頭ついたうまく行く御守り。無くさないように、帰ったら直ぐにおみくじについてたお金とだるまと一緒にリビングの机の上に置いてたんだって。昼から、農村公園にでも行ってモルックやろうかとママと話してたんだけど。
『パパ、うまく行く御守りは?』
『そこに置いてるよ』
『ないよ』
『え〜、昼ごはん食べるまでは普通にあったのに? うまく行く御守りなのに?』
アルク兄ちゃんがどっか持って行って、隠したみたいって。
それから夕方まで探したけど、見つかりそうになく、モルツクは、中止。険悪ムードの中うまく行く御守り探しも2人共諦めたって。
「あ〜あ、仲いいのか悪いのか? 今年も頑張ろう。よろしくお願いします」
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あたいはスピちゃんー真っ黒仔猫の回復期日記ー 岩田へいきち @iwatahei
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